2025年6月27日

【1次車は8101Fだけに】東京地下鉄8000系8106Fが東武鉄道経理部資材管理センター北館林車両解体場へ自走回送される

2025年6月26日、東京地下鉄8000系8106Fが所属先の鷺沼検車区から東急電鉄田園都市線・半蔵門線・東武鉄道伊勢崎線・佐野線経由で東武鉄道経理部資材管理センター北館林車両解体場へ自走回送されました。18000系18113F以降の編成が登場していませんが、その導入を見越した廃車除籍処分と思われます。
▲半蔵門線と乗り入れ路線で活躍した8000系8106Fが東武鉄道経理部資材管理センター北館林車両解体場へ旅立った。8000系の廃車は8104F以来のことである。この編成の廃車で1次車はトップナンバーのみとなる。7000系トップナンバーが和光検車区新木場分室で保存されているため、8000系もトップナンバーも同様に保存が実現するのだろうか。

今回の動きは18000系の仕様変更で登場した2次車となる18113F以降の導入を見越したものと思われます。本来列車番号49Sでの自走回送となったようですが、東急電鉄田園都市線内ではなぜか49Kと表示されていました。8000系の在籍数はこれで5編成50両(8101F8109F8115F8116F8118F)となりました。今回廃車となった8000系8106Fは当初は1次車として6両固定編成で落成し、そのあとに2次車として中間電動車2両を増備し、8両固定編成で運用が続いた後、6次車として中間付随車2両が導入され、10両固定編成となりました。このために1次車・2次車・6次車の混結状態だったというわけです。この編成の廃車で1次車は和光検車区新木場分室での保存の可能性が残されているトップナンバーだけとなります。

【鷺沼検車区8000系の在籍状況】2025年6月26日現在
《現役》  5編成(  50両)
8101F8109F8115F8116F8118F
《廃車》14編成(140両)
8102F8103F8104F8105F8106F8107F8108F8110F8111F8112F8113F8114F8117F8119F