2025年2月4日

【全編成に施工完了】小田急電鉄4000形4065Fがワンマン運転対応&車内防犯カメラ設置車両となり運用復帰

2024年11月22日から年末年始を挟んで小田急電鉄大野総合車両所68番・69番構内留置線でワンマン運転対応改造工事と車内防犯カメラ設置工事を受けていた4000形4065F(総合車両製作所4次車)が2025年2月4日の4316レ(平日C15運用)より営業運転に復帰しました。
▲2025年3月15日のダイヤ改正から東日本旅客鉄道常磐緩行線でのワンマン運転を実施するための対応工事を終えた4000形4065F。これにより4000形の全編成がワンマン運転対応・車内防犯カメラ設置車両となった。今回のダイヤ改正で東京地下鉄千代田線直通列車が急行として多摩線に再び乗り入れるため、多摩線内で再び見かける機会が増えるかも。
▲4000形では先行してワンマン運転対応工事と車内防犯カメラを設置した編成もおり、この際に行われていなかった車内LCD式旅客案内表示器のセサミクロ表示化を実施するなどして仕様を可能な限り統一するようにした。なお4058F以降の施工編成は車内LCD式旅客案内表示器のセサミクロ表示化も同時に実施されている。

4000形のワンマン運転対応改造工事は同編成への施工をもって終了し、車内LCD式案内表示器のセサミクロ仕様の追加(2023年度施工分から実施され、2022年度以前の施工編成にも後日追加)、非常時における通行可の表示灯追加、車内防犯カメラの設置(千鳥配置)が行われました。これにより全編成での工事が完了したことになります。なお2025年春(ダイヤ改正)からは東日本旅客鉄道常磐緩行線で車掌が乗務しないワンマン運転の導入を発表しており、先行してホームドアの導入(スマートホームドア中心)、駅備え付けの発車メロディの廃止(車外メロディへの切り替え)を行っていましたが、車両側の対応改造工事も進んでいます(ただし松戸車両センター所属のE233系2000番台都マト2編成都マト11編成だけ非対応車両)。

【4000形のワンマン運転対応状況】※2025年2月4日現在
《施工済》16編成(160両)
2021年度…4051F4052F4053F4064F
2022年度…4054F4055F4056F4057F
2023年度…4058F4059F4060F4066F
2024年度…4061F4062F4063F4065F