2025年2月15日

【高尾線直通も新設!】京王電鉄が2025年3月15日実施のダイヤ改正の概要を発表

2024年2月14日、京王電鉄が同年3月15日に実施のダイヤ改正の概要を発表しました。また相互直通運転先の東京都交通局新宿線でもダイヤ改正の実施を発表しました。
▲転換クロスシート車両の5000系で運転されている『京王ライナー』では新たに新宿(KO-01)~高尾山口(KO-53)間の高尾線直通列車が登場。高尾線直通列車として『Mt.TAKAO号』の設定はあるが、『京王ライナー』では初めてのこととなる。
▲平日朝ラッシュ時間帯には一部列車の種別変更が実施され、京王八王子(KO-34)発・高尾山口発は種別の格上げ、京王多摩センター(KO-41)発は種別の格下げとなり、利便性を向上する。また京王多摩センター始発の特急1本を橋本(KO-45)始発に変更する。
▲日中時間帯は快速が八幡山(KO-10)で特急の待避を実施していたが(現行での特急から快速へは明大前(KO-06)または千歳烏山(KO-12)での乗り継ぎが必要だった)、下りでは調布(KO-18)まで、上りでは新宿まで先着させる運転方法とし、利便性を向上する。

【京王本線系統】。
有料座席指定列車の『京王ライナー』について、平日・土曜休日ともに増発されます。平日は8時台に京王八王子始発の12号(八0846→宿0936)・橋本始発の38号(橋0814→宿0903)を1本ずつ、現行の7742レ(多0954→宿1027)を橋本始発に変更し所要時間を短縮(橋0937→宿1014)、またすべての新宿始発橋本行き『京王ライナー』は京王多摩センターで一般種別列車と接続をとることで、通過駅である京王堀之内(KO-42)・多摩境(KO-44)へのアクセスを向上します。また高尾線系統の『京王ライナー』が初めて登場し、平日は高尾山口発の62号(山0630→宿0725)、新宿発の61号(山2316←宿2230・新宿2番ホーム発)を設定します。増発により号数が変更となるので気を付けてください。土曜休日は夕夜間に新宿発橋本行きの3本(橋1914←宿1830、橋2014←宿1930、橋2114←宿2030)を増発するほか、新たに『Mt.TAKAO』(1号・山0943←宿0900)から変更の『京王ライナー』(63号・同運転時刻)のほか(明大前~高尾山口無停車から府中(KO-24)以西の特急・急行停車駅に停車)、その1時間前の61号(山0847←宿0800)を増発することで、朝の時間から多摩動物公園(KO-47)・高尾(KO-52)方面へのお出かけに便利になります。ただしそれ以外の『Mt.TAKAO号』に変更はありません(号数は繰り上がる)。これらの変更により号数が変更となるので気を付けてください。

一般種別列車については一部列車の優等種別や編成両数などが見直され、平日では1100レ(山0722→宿0828)が特急(山0720→宿0827)に、4002レ(八0733→宿0838)が急行(八0738→宿0835)に、1700レ(多0745→宿0832)が区間急行(多0744→宿0838)にそれぞれ変更されるほか、0712レ(多0808→宿0852)は橋本始発(橋0758→宿0851)に変更となります。また日中時間帯は特急の所要時間を短縮するほか、快適な移動の実現のため、八幡山で快速が特急の待避を行っているダイヤを変更し、上りは新宿、下りは調布まで先着するように改め、利便性を向上します。また新宿発の優等種別列車は混雑緩和の観点からすべて10両編成での運転に変更します(各駅停車は一部8両編成がある)。

相互直通運転先の東京都交通局新宿線とのアクセス性の確保の観点から平日の日中時間帯、土曜休日の一部時間帯に設定されている東京都交通局新宿線内完結列車を笹塚(KO-04)発着に延長し、利便性を向上します。

【井の頭線系統】
井の頭線では平日に吉祥寺(IN-17)始発の急行渋谷(IN-01)行きを2本(吉0837→渋0900・吉0843→渋0906)増発します。土曜休日には日中時間帯の上り急行の所要時間を短縮するほか、運転間隔を短縮して増発します。