2025年2月4日

【209系のGTO消滅】東日本旅客鉄道209系1000番台都トタ81編成が長野総合車両センターに配給輸送される

2025年2月3日、東日本旅客鉄道豊田車両センターに所属していた209系1000番台都トタ81編成(クハ209-1001以下10両)が東大宮操車場から長野総合車両センターへ配給輸送されました。動向が注目されますが、廃車除籍処分になるものと思われます。
▲E233系0番台へのグリーン車組み込みに関連した予備車確保のため松戸車両センターから豊田車両センターに機器更新をせずに転入していた209系1000番台。今回廃車となる都トタ81編成の牽引機はなんとE493系都オク01編成であった。これで209系からGTO素子と1000番台自体が消滅となった。
▲常磐緩行線で運用されていたときの209系1000番台。晩年は小田急電鉄小田原線に乗り入れないことから『Eステッカー』を掲出していた。
▲通勤形電車の配給輸送に再び使用されたE493系だが、今回は都オク01編成が任務を全うした。このトップナンバーはおそらく通勤形電車の配給輸送デビューではなかろうか。

209系1000番台は1999年に常磐緩行線、相互直通運転を行う東京地下鉄千代田線での運用に使用するために登場し、2018年まで運用され、そのあと中央線グリーン車導入に伴う予備の確保の観点から豊田車両センターに転入し、制御装置更新は受けずオレンジバーミリオンの帯を巻いて活躍しました。平日は97T運用・99T運用、土曜休日は97T運用の限定となっていたこともあり、狙っていた方も多いのではないでしょうか。私にとっては常磐緩行線での出会う希少車種のイメージが強かったので、1000番台の消滅は残念です。電動車と付随車の割合は東京地下鉄千代田線に乗り入れる関係から6M4Tとなっており、どこかで機器更新して他路線で使ってほしかった気もします。

~209系1000番台、約26年間の活躍本当にお疲れさまでした~