2021年2月2日

【復帰へ向け足慣らし】小田急電鉄ロマンスカー“EXEα”30000形30253F(6両固定編成)が大野総合車両所を出場、試運転を実施

2021年2月1日、小田急電鉄ロマンスカー“EXEα”30000形30253F(6両固定編成)が大野総合車両所を検査出場し、試運転を実施しました。この編成と30053F(4両固定編成)は2020年度の“EXEα”リニューアル対象編成です。
▲“EXEα”となり検査を通した30000形30253Fが営業運転復帰に向けて足慣らし。
▲2019年度のリニューアル施工の30000形30256F。製造先は川崎重工業兵庫工場であるがリニューアルで車内銘板が交換され日本車両製造となっていることに注意してほしい。
▲残る茶色の“EXE”である30055F+30255Fと30057F+30257F。前者は2019年に検査出場しているが、2022年に次の検査が控えることが予想されるため、リニューアル対象になる可能性は高いと思われる。後者は昨年に出場しており、2022年度の施工になるものと予想される。

検査出場の際にクハ30553の連結器カバーが外されており、その連結器がむき出しの状態で試運転が実施されました。車内銘板は『日本車両 2020』に交換されたものと思われます。前回の30056F+30256Fでは年を跨ぎましたが、30053F+30253Fでは30056F+30256Fの復帰のタイミングでリニューアル入場し、年内に出場したため、西暦表記では『2021』ではなく『2020』になっているものと思われます。近く4両固定編成の30053Fも出場するものとみられます。前回の30256Fでは1回目の緊急事態宣言下でのロマンスカー運休と重なったこともあり、性能確認試運転は念入りに行われていたので、今回の30053F+30253Fでも実施されるのか注目ですが、1回目の緊急事態宣言下とは異なり、2回目の緊急事態宣言下でもロマンスカーが運転されているため、念入りに試運転をする可能性があるかどうかですね。同編成が運用復帰すると残る“EXE”の2本、30055F+30255Fと30057F+30257Fの動向が注目されますが、検査施工のタイミングを踏まえると30055F+30255Fには特に注意した方がいいでしょう。

【ロマンスカー”EXE/EXEα”30000形電車 在籍状況】※2021年2月1日現在
《EXE》2編成
30055F+30255F30057F+30257F
《EXE→EXEα》0編成
《EXEα》5編成
30051F+30251F30052F+30252F30053F+30253F30054F+30254F30056F+30256F

【リニューアル更新工事の動き】
《2016年度》30051F+30251F 《2017年度》30052F+30252F
《2018年度》30054F+30254F 《2019年度》30056F+30256F
《2020年度》30053F+30253F 《2021年度》????????

【ロマンスカーEXEからEXEαへのリニューアルに伴う編成組成】
《リニューアル前》
クハ30053+デハ30003+デハ30103+クハ30153+クハ30253+デハ30203+サハ30353+サハ30453+デハ30503+クハ30553
《リニューアル後》
クハ30053+デハ30003+デハ30103+クハ30153+クハ30253+デハ30203+サハ30353+デハ30403+デハ30503+クハ30553