2021年2月15日

【土曜深夜の地震で】東日本旅客鉄道185系0番台宮オオC4編成による新幹線救済列車運転

2021年2月13日深夜の福島県沖で発生したマグニチュード7.3による最大震度6強の地震の影響で東日本旅客鉄道東北新幹線の架線柱が傾くなどの被害を受けたために、那須塩原~盛岡間で運転を見合わせており、那須塩原以南では臨時ダイヤで本数を減らして運転しています。このために一部在来線で新幹線救済列車(臨時快速列車・塩1302←上1100)が運転されました。
▲宇都宮線で上野(JU-02)から那須塩原までの新幹線救済列車(表示は『快速』)に使用された185系0番台宮オオC4編成。上野から新幹線停車駅の大宮(JU-07)、小山、宇都宮、那須塩原に停車する形で運転された。
▲常磐線ではE657系を使用し、ほとんどの列車がいわき発着で運転されている特急『ひたち』の一部を仙台まで延長し、いわき以北は新幹線救済列車(臨時快速列車)として運転される。仙台方面へ移動するにはこれが便利である。

2月14日の宇都宮線での新幹線救済列車には185系0番台宮オオC4編成(5両編成)が単独で使用されました。新型コロナウィルスや新幹線救済列車の利用者数の関係がないわけではないと思いますが、ただ宇都宮線内各駅のホームの有効長を考えると、4両+6両の10両編成での運転も可能だったのではないかと思います。しかも那須塩原の1つ先である黒磯まで運転したうえで、E531系3000番台の東北本線ワンマン列車と接続できたのではないかと思います。ただ黒磯には直流と交流が交わるデッドセクションがあり、直流電車では一部電気が消えるため、東北本線経由での新幹線救済列車は那須塩原までになった可能性があります。一方では常磐線では交直流電車のE657系の特急『ひたち』の一部列車(下り9号・25号、上り22号)を仙台発着として延長し、いわき以北は臨時快速列車として運転するものと思われます。2020年3月から復活した仙台発着の『ひたち』とともに首都圏と仙台を結ぶ貴重な列車として重宝しそうです。東北新幹線那須塩原以南はすべて『なすの』として運転されていそうですので、十分にご注意願います。