2021年2月4日、東日本旅客鉄道E217系横クラY-48編成(クハE217-48以下11両)が所属先の鎌倉車両センターから長野総合車両センターまで配給輸送されました。廃車除籍処分に伴うものと思われ、全車解体処分となりそうです。牽引機は長岡車両センター所属のEF64形1032号機でした。
▲本格的な廃車除籍が始まったE217系、基本編成では横クラY-44編成に続いて横クラY-48編成が帰らぬ旅路へ。これまでは夜間の時間帯に運転されていたが、横クラY-48編成からは初めて日中時間帯に運転され、配給輸送の経路が変更されている。
いままでE217系の廃車除籍に伴う配給輸送列車は夜間から深夜の時間帯に新宿(JS-20)経由で運転され(横須賀線・中央本線経由)、日付を跨いで長野総合車両センターという経路でしたが、今回分から初めて日中時間帯に運転されたほか、運転経路が大きく変更され、大船(JO-09)6番線→横浜(JT-05)7番線→新鶴見信号場→立川(JC-19,JN-26)→長野という経路で運転されました。新鶴見信号場を経由する関係で東海道線と南武線を通過しており、結果として新宿を経由せずに配給輸送されたことになります。翌々考えたら新宿経由では新鶴見信号場経由よりも大回りとなり(途中武蔵小杉(JO-15,JS-15)や大崎(JA-08,JS-17)を通るため)、新鶴見信号場や南武線を用いる方がショートカットになりますので、その方が良さそうな気もしますが、このご時世のなかで鉄道ファンの密集を避ける、という意味では夜間帯の新宿経由の方がいいかもしれませんね。配給輸送が夜間の時間帯となる場合は新宿経由で、日中時間帯の場合は新鶴見信号場経由でそれぞれ運転されると考えるのがよさそうです。同編成の廃車でE217系の在籍数は11両49編成(539両)と4両44編成(176両)の合計715両となりました。
【E217系の在籍状況】※2021年2月4日現在
基本編成(11両)…49編成(−1) 付属編成(4両)…44編成(±0)
廃車除籍(11両)… 2編成(+1) 廃車除籍(4両)… 2編成(±0)