2017年12月23日より、東日本旅客鉄道の新型特急車両、E353系電車が下り1M列車(『スーパーあずさ1号』)、上り4M列車(『スーパーあずさ4号』)より営業運転を開始しました。
▲中央本線特急のニューフェイスE353系がついに動き出した。『スーパーあずさ』の全8往復のうち半数の4往復がE353系での運転となっている。写真2枚目の長モトS102編成は報道陣関係者向けの試乗会列車にも使用されていた。
初日の1M列車(新宿[JC-05]07:00発)には量産車の長モトS202編成+長モトS102編成、4M列車(松本06:51発)には量産車の長モトS203編成+長モトS103編成がそれぞれ充当され、両始発駅の新宿・松本の両駅で出発式が実施されました。定期運用は新宿と松本を結ぶ『スーパーあずさ』がメインで全8往復のうち半数の4往復がE351系からE353系に置き換えられたことになります。また量産先行車の長モトS201編成+長モトS101編成では量産車と同様の改造を行ってから営業運転に投入されるものと思われます。ちなみに平日ダイヤではE351系で運用されていた一部の『中央ライナー』運用がE353系の投入開始に伴ってE257系0番台(長モト)に変更されるものと思われます。なお自動放送はE353系向けに新たに収録された音声ですが、声優や車内チャイムはE351系やE257系0番台と同様で変更されていません(日本語:堺正幸氏、英語:ジーン・ウィルソン氏)。ちなみに2018年3月17日のダイヤ改正では『スーパーあずさ』の全列車がE351系からE353系に統一されることが発表されており、すでに4編成目の長モトS204編成+長モトS104編成が総合車両製作所横浜事業所から新製出場していることから、E351系と同数の5編成目が近く登場するものと思われます。