2017年12月3日から4日未明にかけて、小田急電鉄ロマンスカー70000形のトップナンバーが日本車両製造豊川製作所を新製出場したことに伴う甲種輸送が行われました。牽引機は小田原線の新松田(OH41)到着時点ではEF65形2097号機の担当でした。
▲ついに現役最古参のロマンスカー『LSE』7000形7003F・7004Fの後継となる7両固定編成の70000形の実車が登場した。いまだにアルファベット3文字の愛称は決まっていない。
新型ロマンスカーの70000形は7両固定編成となっており、シングルアームパンタグラフは偶数号車(つまり新宿[OH01]寄りから2両目[6号車]は上り方、4両目[4号車]と6両目[2号車]は下り方)に1基ずつ搭載されています。またロマンスカー『MSE』60000形と同じく連接台車構造は採用されず、ボギー台車になっているものと思われます。なお前面部・車両番号・号車表示・4号車の側面部愛称表示のスペースは完全に隠されていました。側面部のフルカラーLED式旅客案内表示器と旅客用扉はロマンスカー『MSE』60000形と同じ形状となっているほか、先頭車の乗務員扉の位置が両先頭車の旅客用扉の後方(貫通路連結部分付近)に配置されており、展望席付近にはロマンスカー『VSE』50000形と同じく非常用扉が設置されており、乗務員扉と似た形状をしています。運転台は2階部分に設置されているほか、運転台にはグラスコックピットが採用されている可能性があり得そうです。なお床下機器にロマンスカー『VSE』50000形と同じくカバーが装着されており、台車以外はまったく見えない状態となっています。4日時点ではすでに大野総合車両所に留置中の様子を確認しており(私は車内からですが実車を初めて見ました)、新松田から海老名検車区ではなく大野総合車両所まで輸送され留置されたものとみられます。編成番号・制御装置(メーカー)・アルファベットでの愛称が気になりますね。