2025年5月14日

【車両リニューアルは2編成】小田急電鉄が2025年度鉄道設備投資事業計画を発表

2025年5月13日、小田急電鉄が2025年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約436億円です。今回も【車両面】と【設備面】に区分して紹介します。

【車両面】
▲2025年度は2代目5000形が1編成(10両・5065F)増備される。昨年度は鉄道線路設備モニタリング装置と架線検測装置を搭載した5063F、その搭載準備工事の5064Fが登場した。なお8000形は10両分置き換えられるものと思われるが、6両固定編成は3色LED式の編成であれば廃車除籍処分に、フルカラーLED式の編成であれば西武鉄道に譲渡されるだろう。
▲2025年度も3000形6両固定編成のリニューアル更新工事が引き続き進められるが、前年度までとは異なり、今回は2編成(12両)のみ。現在入場中の3270F(旧川崎重工業5次車)と6次車の1編成になりそうで、検査出場した3275F以外への施工が予想されている。それを踏まえると3273F・3274Fのどちらかになりそうだ。
▲通勤形最古参形式の8000形は5000形1編成の増備で4両固定編成・6両固定編成の1編成ずつが置き換えられる可能性があるが、フルカラーLED式の6両固定編成は西武鉄道国分寺線向けの『サステナ車両』として譲渡される予定。5月末には西武鉄道8000系の就役が控える。

車両面では新製車両が2代目5000形1編成(10両・5065F)となり、8000形(4両と6両の計10両)が置き換えられます。同形式の増備は5063F・5064F以来となります。なお昨年度分は2編成とも総合車両製作所横浜事業所で製造されたので、5065Fも同様になるでしょうか。一方の3000形は6両固定編成2本(12両)のリニューアル更新工事が施工され、現在大野総合車両所に入場中の3270F(旧川崎重工業5次車)と6次車の1編成となりそうです。ただし6次車の3275Fは通常通りの検査出場を果たしましたので、今年度は除外となる見込みです。それを踏まえると3273F・3274Fのどちらかに施工される可能性はありますね。これらの編成の動向が注目されることになります。

一方の8000形は2代目5000形の増備で置き換えられ、このうち6両固定編成はフルカラーLED仕様であれば西武鉄道8000系として譲渡されるものと思われます。ちなみに残存する8000形で種別行先案内表示器が3色LED式のまま残るのは6両固定編成2本(8253F・8258F)のみで、こちらは譲渡対象外となるため廃車除籍処分となる可能性はあります。

【設備面】
▲ホームドアは豪徳寺(OH10)・千歳船橋(OH12)・祖師ヶ谷大蔵(OH13)・喜多見(OH15)・狛江(OH16)の各駅に設置される。すでに豪徳寺ではホームドアが設置済みですでに稼働を開始しているほか、それ以外の4駅ではホームドア設置準備工事が進んでいる。
▲既存の通勤形車両への車内防犯カメラ設置は今年度で完了となる見込み。

小田急電鉄では2032年度までに新宿(OH01)~本厚木(OH34)間の小田原線各駅および江ノ島線の中央林間(OE02)・大和(OE05)・藤沢(OE13)にホームドアの設置を進める予定で、今年度は豪徳寺・千歳船橋・祖師ヶ谷大蔵・喜多見・狛江の各駅に設置されます。ただし豪徳寺では事業計画発表前からホームドア本体が設置済み、かつ稼働開始済みとなっています。千歳船橋はホームドア本体は設置されましたが、現時点では未稼働です。急行以上の種別列車は停車しない5駅となりますので、豪徳寺と同じタイプのホームドアが設置される見込みです。また鶴川(OH25)と藤沢では駅舎改良工事が行われ、鶴川ではホームドア設置に備えたホーム補強工事も行われます。また世田谷代田(OH08)~登戸(OH18)間の複々線区間の高架橋、相模大野(OH28)~東林間(OE01)間の江ノ島線上りと小田原線上下線を跨ぐ跨線橋、海老名(OH32)~厚木(OH33)間の東日本旅客鉄道相模線と交差する跨線橋での耐震補強工事、読売ランド前(OH22)・相武台前(OH30)・座間(OH31)・長後(OE08)のホーム上家の耐震補強工事、大雨の影響で盛土流出があった東海大学前(OH38)~秦野(OH39)間の盛土法面補強工事、新松田(OH41)~開成(OH42)間にかかる酒匂川橋梁の塗装工事を実施します。一部内容は昨年度から引き続き行われる形となっています。

また車内防犯カメラの設置については、ロマンスカー車内への設置が昨年度分をもって完了となり、通勤形車両への設置を引き続き進めます。今年度で全車両への設置が完了する計画となっています。まだ未設置の10両固定編成などが中心になるでしょうか。

【ホームドア設置済み】
新宿(4番・5番・8番・9番ホーム)・代々木八幡(OH04)・代々木上原(OH05)・東北沢(OH06)・下北沢(OH07)・世田谷代田(OH08)・梅ヶ丘(OH09)・登戸・町田(OH27)・相模大野・海老名・本厚木・中央林間・大和

【2025年度ホームドア整備駅】
豪徳寺・千歳船橋・祖師ヶ谷大蔵・喜多見・狛江

【2026年度ホームドア整備予定駅】
経堂(OH11)・和泉多摩川(OH17)

【2027年度ホームドア整備予定駅】
南新宿(OH02)・成城学園前(OH14)・鶴川・藤沢

【2028年度ホームドア整備予定駅】
参宮橋(OH03)・向ヶ丘遊園(OH19)

【2029年度~2032年度にホームドア整備予定駅】
上記以外の各駅(例…新百合ヶ丘(OH23)など)

【2代目“2000系”登場へ】京王電鉄が2025年度鉄道設備投資事業計画を発表

2025年5月13日、京王電鉄が2025年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約434億円となります。
▲8000系は10両固定編成1本が制御装置更新工事を受ける予定だが、現在は8711Fが入場中でその編成が対象になるものと思われる。
▲9000系は10両固定編成2本がリニューアル更新工事を受ける。昨年度は9000系9731Fが対象となったが、今年度は…。
▲5000系以来となる新製車両、2000系は10両2編成(20両)が予定されており、2701F・2702Fが登場する見込み(5000系は10編成100両の陣容)。京王八王子(KO-34)・高尾山口(KO-53)寄りから5両目にあたる5号車には名称未定ではあるが、西武鉄道40000系の『パートナーゾーン』と同じ大型フリースペースが導入される予定だ。

車両面では新型車両2000系が登場し、2編成(20両、2701F・2702F)が製造されます。中間の5号車には西武鉄道40000系の『パートナーゾーン』と同じ大型のフリースペース(名称未定)が設置されます。総合車両製作所横浜事業所で製造され若葉台検車区への陸送での納入が予想されます。9000系のリニューアル更新工事は2編成に実施され、9731Fと同じ内容メニューになるものとみられます。10両固定編成が優先されるのでしょうか。2代目2000系の導入に伴い7000系の動向が注目されることになりそうです。

設備面では笹塚(KO-04)~仙川(KO-13)間の連続立体交差事業の推進として、全区間での仮線準備工事や高架橋構築が引き続き予定されています。ホームドア設置は主に井の頭線の7駅と相模原線の1駅に設置される予定で、同時にホームと車両の隙間を埋める転落防止ゴムの設置が予定されています。さらには井の頭線内での踏切障害物検知装置の更新、新宿(KO-01,S-01)・京王多摩川(KO-35)の駅改良工事や新宿・府中(KO-24)のホーム上、西調布(KO-19)・京王永山(KO-40)のコンコース照明のLED化、渋谷(IN-01)のバリアフリールートの工事などを実施します。

【2025年度ホームドア設置駅】
駒場東大前(IN-03)・池ノ上(IN-04)・東松原(IN-07)・永福町(IN-09)1番ホーム・3番ホーム・浜田山(IN-11)・高井戸(IN-12)・富士見ヶ丘(IN-13)・京王多摩川

【2026年度ホームドア設置予定】
新代田(IN-06)・西永福(IN-10)・井の頭公園(IN-16)・幡ヶ谷(KO-03)・仙川・北野(KO-33)・稲城(KO-38)

【2027年度ホームドア設置予定】
明大前(KO-06,IN-08)3番ホーム・4番ホーム(井の頭線)・初台(KO-02)・つつじが丘(KO-14)・柴崎(KO-15)・若葉台(KO-39)・京王多摩センター(KO-41)

【2028年度ホームドア設置予定】府中・高幡不動(KO-29)・長沼(KO-32)・京王八王子・京王永山・府中競馬正門前(KO-46)・めじろ台(KO-50)・挟間(KO-51)・高尾(KO-52)・高尾山口

【2029年度以降設置予定】※上記以外のホームドア未設置駅です
代田橋(KO-05)・明大前1番ホーム・2番ホーム・下高井戸(KO-07)・桜上水(KO-08)・上北沢(KO-09)・八幡山(KO-10)・芦花公園(KO-11)・千歳烏山(KO-12)・西調布・武蔵野台(KO-21)・多摩霊園(KO-22)・東府中(KO-23)・中河原(KO-25)・分倍河原(KO-26)・聖蹟桜ヶ丘(KO-27)・百草園(KO-28)・南平(KO-30)・平山城址公園(KO-31)・京王稲田堤(KO-36)・京王よみうりランド(KO-37)・京王堀之内(KO-42)・南大沢(KO-43)・多摩境(KO-44)・橋本(KO-45)・多摩動物公園(KO-47)・京王片倉(KO-48)・山田(KO-49)

2025年5月13日

【新製車両や車体更新もある】京浜急行電鉄が2025年度の鉄道設備投資事業計画を発表

2025年5月12日、京浜急行電鉄が2025年度の鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約370億円となります。

【車両面】
▲新製車両は新1000形8両固定編成が2編成(16両)。これまでの同形式とは異なり全面塗装風で車体側面部はクリームではなくシルバーとなりそう。すなわちかつてのステンレス車体に戻った雰囲気が感じ取れる。写真の1701編成の続番を考慮し1702編成・1703編成の2編成が導入される可能性があり、1500形が置き換えられていくようだ。
▲主力車両の新1000形のうち8両固定編成2本と4両固定編成2本には車体更新工事とフリースペースなどの増設が行われる。

車両面については新1000形8両固定編成が2編成(16両)増備され、老朽化が進んでいる1500形が置き換えられていくものと思われます。今回導入される新1000形は側面部がクリームではなくシルバーとなっていることから、全面塗装風でありながらステンレス仕上げになるものと思われます。編成は車両番号から2023年度に導入された22次車の1701編成の続番で1702編成・1703編成の2編成分になるものと思われます。1701編成との違いは側面部塗装の違いだけになりそうですので、22次車のままかもしれませんね。また8両固定編成2編成と4両固定編成2編成には車体更新工事などが施工され、フリースペースが追加されるほか、非常通報装置、一部側面窓の開閉可能になるような工事を施します。また地上波でリアルタイムに確認ができる車内防犯カメラ(“IoTube”など)を設置します。

【設備面】
▲大規模改良工事が行われる神奈川新町(KK-34)。引き続きエスカレーターやエレベータの新設が予定されている。

設備面では本線泉岳寺(A-07)~新馬場(KK-03)間の連続立体交差事業の推進(品川(KK-01)付近の高架橋仮設化工事および八ツ山跨線線路橋の仮設準備)、神奈川新町での踏切事故を受けての踏切安全対策の強化、2026年度にかけてホームドアの設置、羽田空港第1・第2ターミナル(KK-17)での引き上げ線新設工事と駅改良工事、大規模改良工事を予定している神奈川新町や改良工事を予定している泉岳寺など一部駅での駅改良工事や設備リニューアル、駅や車両へのLED照明の導入(車両は車体更新工事施工車両)、法面防護工事や一部架道橋橋脚の耐震補強工事などが進められます。

【2025年度から2028年度までのホームドア設置予定駅】
新馬場(KK-03)・鮫洲(KK-05)・立会川(KK-06)・大森海岸(KK-07)・大森町(KK-09)・京急蒲田(KK-11)2番ホーム・5番ホーム(待避線など)・糀谷(KK-12)・大鳥居(KK-13)・穴守稲荷(KK-14)・天空橋(KK-15)・雑色(KK-18)・六郷土手(KK-19)・京急川崎(KK-20)大師線3番ホーム・港町(KK-21)・鈴木町(KK-22)・川崎大師(KK-23)・東門前(KK-24)・大師橋(KK-25)・小島新田(KK-26)・八丁畷(KK-27)・弘明寺(KK-43)・屏風浦(KK-45)・杉田(KK-46)・横須賀中央(KK-59)・県立大学(KK-60)・京急久里浜(KK-67)

【耐震補強工事】
弘明寺~上大岡(KK-44)間の高架橋

【法面防護工事】
京急富岡(KK-47)構内下り線側

【駅舎照明LED化】
立会川など10駅

【駅改良工事予定駅】
大規模改良工事…神奈川新町
駅舎耐震補強…花月総持寺(KK-30) ※トイレ新設・コンコースリニューアルも実施

2025年5月12日

【電気連結器は撤去】小田急電鉄1000形1064F(4両固定編成)、小田急箱根鉄道区間でのワンマン運転対応工事施工へ

2025年5月8日から、小田急箱根鉄道専任編成の小田急電鉄1000形1064F(4両固定編成)が大野総合車両所に入場しています。同編成は8日の平日114運用に充当された後に本来の入庫先である海老名検車区ではなく大野総合車両所に延長回送されていました。
▲小田急箱根鉄道専任編成の1000形1064Fが5月8日から大野総合車両所に入場中。車輪削正だけではなさそうで、前回の1065Fに続いて小田急箱根鉄道区間のワンマン運転対応工事が実施され、クハ1164・クハ1064の電気連結器は撤去となる。
▲小田急箱根鉄道専任編成の1000形では1063Fが最後まで残る電気連結器付きの編成に。8両固定編成の代役も担当する1057F・1067F・1069Fのみ電気連結器が存置されることになりそうだ。こうなると1063Fの記録を忘れずに。
▲前回ワンマン運転対応改造工事を施工された1000形1065F。4両固定編成でありながら電気連結器が撤去されてスカートの形状が変更されたため、外観上は10両固定編成と変わらない。ただし短編成のワンマン運転対応の関係で乗降安全確認カメラが設置されている。

1000形1064Fは同形式の2017年度のリニューアル更新工事施工編成で、約8年で電気連結器が撤去されたことになります。小田急箱根鉄道専任編成になる前は小田原線だけではなく、江ノ島線・多摩線でも運用されていました。同編成は当面のあいだ入場となるため、代走で補填せず3編成で4運用を回すこととなります(ただし111運用・114運用は兼務可能)。なお改造内容は1065F・1066Fと同じものになりそうです。出場時にはスカートが改造され、車体側面部に乗降安全確認カメラが、乗務員室には乗降確認モニターがそれぞれ設置される見込みです。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2025年5月12日現在 合計98両 下線部は小田急箱根鉄道専任(他編成と連結不可)
*  4両固定編成…7編成(28両)
内訳…1057F・1063F・1064F・1065F・1066F・1067F・1069F
*10両固定編成…7編成(70両、大規模改造30両)
内訳…1091F・1092F・1093F・1094F・1095F・1096F・1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成(1097Fは元8両固定編成の付随車も)改造

【小田急電鉄1000形のワンマン運転対応状況】※小田急箱根鉄道専任編成のみ
《ワンマン非対応》4両固定編成1編成(  4両) 1063F
《ワンマン対応中》4両固定編成1編成(  4両) 1064F
《ワンマン対応済》4両固定編成2編成(  8両) 1065F・1066F

2025年5月10日

【千載一遇の機会】東日本旅客鉄道横須賀線で活躍したE217系の最後の撮影へ…

2025年5月10日、私は午前に用事を済ませて、東日本旅客鉄道横須賀線へ。E235系1000番台都クラF-27編成の  943S列車(土曜休日43運用)で鎌倉(JO-07)にやって来ました。大船(JO-09)の横須賀線ホーム(5番線~8番線)の逗子(JO-06)寄りには多くのファンが待機しており、隣の北鎌倉(JO-08)でも意外に多くのファンが来ており、あえて鎌倉のホーム上で撮りました。
E217系都クラY-101編成。9731M列車。念願叶って登場当時の帯を復刻した都クラY-101編成を初めて撮ることができました。登場当初の帯を復刻して営業運転に充当されたのは大船~千葉間の1往復だけ(その当時の相方は基本編成で最後の廃車となった都クラY-42編成)だったので今回この収穫は非常に嬉しかったです。すでに定期営業運転は終了しているため、ドアステッカーはなく今後の動きが注目されています。

鎌倉のホーム上では私を含めて15名以上が待機しており、ここでは省略しますが事前に練習撮影をしたうえで本番に挑みました。写真を見ていただければわかりますが、踏切が開いた瞬間に後追いでも撮影しているファンの様子が確認できました。E217系がどれだけ多くの方に愛されていたかが分かりますね。
E217系の復刻された帯は登場当時から制御装置更新工事を施工される時期までに巻いていたものであり、前面部には帯色を配したロゴマークも印象的でした。制御装置更新工事を施工された際にはJRロゴマークに変わっていたので、機器更新前でありながらスカート交換後の姿が思い起こされます。なお前面部の幕表示、側面部のLED式表示器は『団体』でした。

E217系が客扱いで走行するのはこれが最後となる可能性が高いでしょう。この団体専用列車が走行する前に行われた撮影会には制御装置更新以降の帯色で最後まで残る都クラY-102編成も使用されたようで、廃車となる際には2編成同時に旅立つことになるのでしょうか。基本編成はすでに消滅していますから、配給輸送は少なくとも1回で済みそうです。

私はこの後別の用事が控えていたため、横須賀(JO-03)~逗子間の往復と鎌倉車両センターに戻る復路は諦め、早めに鎌倉を離れました。

【2車種乗り比べと撮影会も】小田急電鉄8000形と西武鉄道8000系の特別イベントを開催へ!

2025年5月9日、西武鉄道が小田急電鉄から元8000形8261F(6両固定編成)を譲受した国分寺線向けの『サステナ車両』である8000系8103Fについて、2025年5月31日から定期営業運転を開始することを発表しました。これに伴い、同年5月24日と25日に8000系8103Fとその種車の小田急電鉄8000形を1日で楽しめるイベントの開催も併せて発表されました。
▲元小田急電鉄8000形8261F改め西武鉄道8000系8103Fの定期営業運転開始日程が決まり、同系列の種車となっている小田急電鉄8000形とともに2車種を1日で楽しめるイベントが開催されることとなった。なお8000形は今後譲渡対象になるであろう6両固定編成を使用する可能性が。
▲西武鉄道8000系として譲渡される可能性がある小田急電鉄8000形の6両固定編成は最盛期の半数にあたる8編成が現役であるが、今後譲渡となるのは種別行先案内表示器がフルカラーLED式のみの残る6編成と思われる。ただし2編成は空気式ドアエンジンを備えている。

西武鉄道国分寺線向けとして初めて『サステナ車両』(西武鉄道の中古のVVVFインバータ制御車両の独自呼称)として導入される8000系8103Fは小田急電鉄のときと同じ3M3Tの編成で、国分寺線専用とあって他系列と連結しないことから、電気連結器の形状はクハ8103(元クハ8561)側に揃えられており、クハ8003(元クハ8261)側のスカート部分が改造されました。この系列が来年度はどのくらい導入(小田急電鉄から譲渡)されるかが気になりますね。基本的には国分寺線国分寺(SK-01,ST-01)~東村山(SS-21,SK-05)間を往復する運用が中心になります。

一方の西武鉄道8000系の種車となっている小田急電鉄8000形は1982年の登場から40年以上が経過しており、リニューアル更新工事を経て現在も運用が続けられています。基本的には東京地下鉄千代田線直通列車のみの種別(準急・通勤準急)以外の各駅停車・急行・通勤急行・快速急行に充当されています。このうち6両固定編成は今後3色LED式の2編成を除き、すべて西武鉄道に譲渡されることが予想されています。3色LED式の2編成と4両固定編成は譲渡対象外となりますので、動向に注意です。

今回の西武鉄道8000系の就役開始前に、5月24日・25日に西武鉄道8000系および小田急電鉄8000形を両方楽しめるツアーが子会社の小田急トラベルより設定され、24日は小田急電鉄8000形→西武鉄道8000系、25日は西武鉄道8000系→小田急電鉄8000形の順番で乗車(団体専用列車として貸切)と撮影会の両方を実施することとなっています。撮影会会場について西武鉄道8000系は南入曽車両基地、小田急電鉄8000形は海老名検車区で予定されています。小田急電鉄8000形は譲渡対象となる6両固定編成が中心になるものと思われますが、4両固定編成を連結した10両が使用される可能性はあるのでしょうか。

※参考…西武鉄道8000系の種車となる小田急電鉄8000形在籍状況は以下の通り
【8000形の在籍状況】※2025年5月10日現在 全体…16編成80両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…8編成(32両)
8051F・8053F・8057F・8058F・8063F・8064F・8065F・8066F
廃車済…8編成(32両)
8052F・8054F・8055F・8056F・8059F・8060F・8061F・8062F
《6両固定編成》 下線部の車両は種別行先案内表示器が3色LED式の編成
運用中…8編成(48両)
8252F・8253F・8258F・8260F・8262F・8263F・8265F・8266F
譲渡見込(予想)…6編成(36両)
8252F・8260F・8262F・8263F・8265F・8266F
廃車見込(予想)…2編成(12両)
8253F・8258F
譲渡済…1編成(  6両) ※現在の西武鉄道8000系
8261F
廃車済…7編成(42両)
8251F・8254F・8255F・8256F・8257F・8259F・8264F

【西武鉄道8000系の在籍状況】※2025年5月10日現在 全体…1編成6両
8103F(元8261F)

2025年5月9日

【外観内装が変わる!】東急電鉄、3000系および5000系列(一部を除く)を2020系列に準じた仕様にリニューアルへ

2025年5月8日、東急電鉄が東横線・目黒線・田園都市線と乗り入れ先の各路線で運用されている3000系・5000系列の外観・内装を、2020系列に準じたものへとリニューアルすることを発表しました。両系列ではトップナンバーの登場から約20年が経過していますので、外観のデザインや一般座席モケット類が変更される見込みです。このリニューアルでの制御装置の更新はあり得るのでしょうか。
▲最初にリニューアル対象となる3000系。現在は13編成(104両)が在籍し、トップナンバーはスカートの形状が異なる3101F(元3001F)である。中間増備車は5000系列をベースとし5号車(デハ3500形)の制御装置も既存車両に合わせるように奇数(日立製作所製)および偶数(東芝製)で分けられている。
▲東横線の5000系列は8両固定編成と10両固定編成(4000番台)が存在するがリニューアル対象は8両固定編成のみで10両固定編成の4000番台は含まれていない。衝突事故の廃車除籍処分や10両への増強(4000番台への改造)の影響から、8両固定編成は25編成が在籍、最後の2編成(5177F・5178F)を除いた23編成(184両)が対象となる。
▲リニューアルは外観デザインのみとなることが予想される5177F・5178F。この2編成では登場当初から緑色の座席モケットを採用し、スカートの形状や制御装置が異なるため、識別が可能である。
▲東横線には元田園都市線の5000系も4編成(32両、5118F・5119F・5121F・5122F)が在籍しており、この4編成も23編成中のリニューアル対象に含まれている。リニューアルされると田園都市線時代の青色のモケットも4000番台の一部を除き見られなくなりそうか。
▲田園都市線の5000系は6扉車(中間付随車)の増強やホームドア設置に伴う代替、一部編成の東横線転属もあり、18編成(180両)の在籍となっている。なお中間車両にはベビーカーマークのみが貼付されたフリースペースが設けられている。もともと8500系を5000系で置き換える計画だったが、結局は2020系(30編成)に変更されたのだった。
▲目黒線の5000系列は10編成(80両)が在籍するが対象には含まれていない。一部編成の中間増備車には“Q SEAT”車両組み込みで余剰の6000系から転用された車両が2両あり、5189F・5190Fの4号車に連結されている。そのため編成で3種類の座席モケットが混在する。

今回発表された3000系・5000系列のリニューアルは、3000系の全13編成、5000系列の田園都市線向け全18編成、東横線向け8両固定編成の23編成が対象とされ、車内内装も2020系列に準じたデザインに変更されます。そのため座席モケットは5000系列の一部の中間増備車や2020系列に合わせてすべて緑色基調に更新される見込みです(ただし目黒線向け5000系列にもも緑色基調の座席モケットに変えた編成がいる)。東横線向け8両固定編成では最後の2編成は外観デザインのみリニューアルするため、対象から外れた形となっているほか、東横線向け10両固定編成の全15編成(4000番台)と目黒線向け全10編成は言及がないため対象から外れているようです。運用路線区のほとんどの駅でホームドアを設置したため、外観は2020系列と同じデザイン(田園都市線向け5000系列は2020系、目黒線向け3000系は3020系、東横線向け5000系列はラインカラーのピンクを基本とした2020系列と同一のデザイン)とするようです。目黒線向けには5000系列が10編成投入されていますが、リニューアル対象をなぜその系列ではなく3000系にしたのでしょうか。3000系と田園都市線向けの5000系列はすべての編成が対象となりますが、東横線向けの5000系列は8両固定編成のみで、対象は全25編成中の23編成であり、最後の2編成は外観のみリニューアルされるということですが、これは5177F・5178Fが田園都市線向け同系列の6扉車の代替となった中間付随車を基本ベースに製造され、車椅子やベビーカー利用可能なフリースペースを設置済みであるためで、大きく手を加える必要がほとんどないためです。

リニューアルの際にはフリースペースの設置がない車両の一部車端部座席を撤去することで、フリースペースの設置がない車両にもフリースペースを増設することとなっています。ちなみに田園都市線向けの5000系列には車体側面部にベビーカーマークのみ貼付されている座席の無い部分があり、手摺は設置されていないため、車椅子非対応ながらもフリースペースとして利用されていますが、リニューアルの際には車椅子利用者も利用できるようになるのでしょうか。リニューアルのトップは3000系であり、リニューアル完了後の3000系の最初の編成の営業運転は2025年秋から、東横線向け5000系列の最初のリニューアル編成の営業運転は同年冬から、田園都市線向け同系列の最初のリニューアル編成の営業運転は2026年春を予定しています。まずは3000系から記録を進めた方がいいのかもしれません。これらの系列の特徴のひとつでもある赤帯は見納めとなってしまうかもしれません。

2025年5月6日

【ペニンシュラブルーの珍運用】東日本旅客鉄道E257系2000番台都オオNA-04編成が臨時特急『あずさ76号』で運用される

2025年5月4日、東日本旅客鉄道E257系2000番台都オオNA-04編成を使用した臨時特急『あずさ76号』(9076M列車・松1411→宿1722)が運転されました。通常この列車は座席上方ランプ未設置の5000番台が充当となるはずですが、その代役を務めたものと思われます。
▲通常は特急『湘南』『踊り子』に使用されるペニンシュラブルーのE257系2000番台が臨時特急『アルプス』に運転された翌日(出発日基準)にその返却を兼ねる形で特急『あずさ』にも充当されることがあるが、今回は5000番台の代役とあって、所属先から直接送り込まれ充当された。今回は2000番台都オオNA-04編成が充当された。
▲臨時の『あずさ』にE257系5000番台(写真は都オオOM-92編成)を使用することが多いが、今回は大型連休の輸送増強などもあってか、2000番台が担当した。なお2000番台に座席上方ランプ自体は設置されているが、臨時列車での運用時は使用されない。

基本的に平日の通勤特急である『湘南』と土曜休日にも運転される『踊り子』に充当される2000番台が臨時『あずさ』に入る場合、中央線新宿(JC-05)始発の大糸線白馬(13)行きの臨時特急『アルプス』が運転された翌日(出発日基準)に返却を兼ねる形で充当されることがあり、『あずさ』の設定がない場合は全区間で所属先まで回送となります。今回この9076M列車は最繁忙期に設定された臨時列車で通常であれば座席上方ランプ未設置の5000番台が充当となるはずでした。その代役として2000番台が充当された形となりました。

2025年5月3日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2025.05.03 初の2代目『もころん号』特別団体専用列車撮影に挑戦~

2025年5月3日は小田急電鉄小田原線を撮影。今回は愛甲石田(OH35)~伊勢原(OH36)間にて。
5000形5055F。団8032レ。初めて2代目『もころん号』の特別団体専用列車を予定の都合で復路のみですが撮影することができました。この特別団体専用列車は小田急トラベル主催の『ゴールデンウィークだよ!貸切のロマンスカーミュージアムで宝探し&もころん号でおでかけしよう!』ツアーに伴うもので、海老名(OH32)~新松田(OH41)間を往復したものです。

ちなみに伊勢原では往路はロマンスカー“MSE”60000形60255Fの0403Mレ(土曜休日N74運用)の通過待避のみ、復路は伊勢原から海老名まではロマンスカー“EXEα”30000形30052F+30252Fの0008レ(土曜休日N43N63運用)を待避した1044レ(平日A16運用)の3000形3255Fの続行とあって、徐行通過となりました。撮影は以上です。

【E257系から変更】東日本旅客鉄道255系都マリBe-03編成、GWの最繁忙期に臨時特急に抜擢される

2025年5月3日、東日本旅客鉄道幕張車両センター(都マリ)に残存している255系都マリBe-03編成(クハ255-3以下9両)が特急『しおさい81号』(9301M列車・銚1138←東0933)・『しおさい82号』(9302M列車・銚1400→東1606)に充当され、255系が昨年9月以来久しぶりに臨時特急の運用に充当されました。
▲255系で唯一残存している都マリBe-03編成が最繁忙期の臨時特急列車で活躍。利用者増を見越してか、車両を変更する形での充当となった。所定の『しおさい』は臨時列車でE257系500番台の5両、E259系の6両が使用されるが、今回は大型連休ということで255系が復活。
▲E257系5000番台は臨時特急『あずさ』などの運用に回すためか、5月4日・5日に運転の『新宿さざなみ』1往復も255系都マリBe-03編成で運転される。本来ならばE257系5000番台が充当となるはずだが、同系列を『あずさ』などに回す関係から、255系が緊急登板に。

255系といえば2024年3月のダイヤ改正をもって定期営業運転を終了する予定でしたが、実際には同年6月29日に代走扱いを含めた定期営業運転を終了し(ただし『しおさい』の定期運用は3月のダイヤ改正で終了、それ以降は『さざなみ』『わかしお』で代走扱いの形で定期運用されていた)、同年9月には255系都マリBe-03編成を使用した臨時特急列車が最後の充当となっていましたので、約8ヶ月ぶりに復活した形となっています。255系の廃車は今回臨時特急に抜擢された都マリBe-03編成を除いて完了済みとなっていますので、最繁忙期の臨時特急に使用するための予備という形で1編成を残していたのかもしれませんね。5月4日・5日には『新宿さざなみ』1往復に充当される見込みです。

【255系充当列車】
2025年5月3日
特急『しおさい81号』(9301M列車・銚1138←東0933)
特急『しおさい82号』(9302M列車・銚1400→東1606)
2025年5月4日・5日
特急『新宿さざなみ1号』(9041M列車→9043M列車・館1006←宿0752)
特急『新宿さざなみ2号』(9046M列車→9048M列車・館1602→宿1807)