2024年6月6日に、小田急電鉄3000形3271F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が大野総合車両所構内で編成を分割され入場した模様です。同編成はわずか数日間だけですが、1000形1069F(4両固定編成)と組んで運用されていました。検査を兼ねてリニューアル更新工事が施工されるものと予想されています。
▲わずか3日間と短めだったが約5年ぶりだという10両編成のE運用に充当されていた3000形3271F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)。同じく5次車の3269Fの検査出場を待たずしてリニューアル更新工事に入場か。
▲リニューアル更新工事施工の際にはクハ3271の電気連結器が撤去されてスカートの形状も変更される。なお今年度分のリニューアル更新工事施工の2編成目となれば、旅客用扉の交換は省略するものと思われる。
▲3000形リニューアル車では種別行先案内表示器や前照灯・尾灯、制御装置の更新、各中間車両の上り方車端部山側の座席の撤去とフリースペース増設工事が実施される。またホームドアの設置を考慮して車番が号車番号表示付近に追加される。
3000形6両固定編成のリニューアル更新工事は2024年度も3編成に施工され、検査施工中の3269Fに続いて2編成目となる可能性があります。しかも昨年度2編成目の3263F(日本車両製造3次車)は6月中旬以降の入場でしたので、それよりも早いタイミングでの入場ということで3編成目も早まる可能性があります。2024年度は5000形の新製投入と8000形の置き換えもありますので、3000形のリニューアルを早めたのかもしれません。なお今回の3271Fでは3269Fと同様に入場前はロイヤルブルーの帯のため、リニューアル入場となれば帯のインペリアルブルーへの変更が同時に行われることになりそうです。となると3000形6両固定編成でロイヤルブルー帯のまま残っているのは3270Fだけということなので、3271Fがリニューアルされると仮定した場合、リニューアル予定の1編成が同形式6両固定編成で最後のロイヤルブルー帯の3270Fになるのか、はたまた別の編成になるのかが注目されます。
【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2024年6月19日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F・3266F・3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F・3264F・3267F
《2024年度》1編成( 6両)
3269F
《現在入場中》1編成( 6両)
3271F
《現在未施工》8編成(48両)
3270F・3272F・3273F・3274F・3275F・3276F・3277F