2024年6月に入り、車内防犯カメラの設置が進む小田急電鉄3000形に変化が起きています。これまで同形式リニューアル車にアンデス電気株式会社および株式会社MOYAI(一部の編成)のLED照明と一体化した車内防犯カメラが設置されていましたが、1000形の10両固定編成に設置が進んでいる八幡電気産業株式会社製への再交換が進んでいます。
▲3000形6両固定編成のリニューアル車。リニューアル完了当初は車内防犯カメラの設置が省略されていた3267F(旧東急車輛製造4次車)にもようやく設置され、メーカーは八幡電気産業株式会社のものとなった。リニューアルが完了して検査入場中と思われる3269F(旧川崎重工業5次車)はもしかすると最初から八幡電気産業株式会社の車内防犯カメラとなるかも。
▲八幡電気産業株式会社のLED照明と一体化した車内防犯カメラ。1000形10両固定編成では従来の東芝ライテック製のLED照明の一部を置き換える形で設置された。一方の3000形ではリニューアル車の6両固定編成に限らず、8両固定編成・10両固定編成でも八幡電気産業株式会社製のものに順次置き換えられている。
3000形6両固定編成の3次車以降ではリニューアル更新工事施工の際に、8両固定編成と10両固定編成では大野総合車両所の構内で長期間留置となった場合に設置が進められており、6両固定編成は当初はアンデス電気株式会社のものと一部編成に株式会社MOYAIのもの(すなわち京王電鉄や東急電鉄で採用されている“IoTube”)が設置されていましたが、1000形10両固定編成に設置された八幡電気産業株式会社のものに順次置き換えられ、3000形ではすでに車内防犯カメラを設置済みのほとんどの編成で八幡電気産業株式会社製のものとなっています。これまでにリニューアル当初から車内防犯カメラの設置が省略されていた3267F(旧東急車輛製造4次車)にも八幡電気産業株式会社の車内防犯カメラが設置されました。
こうなると2024年度のリニューアル車から設置される車内防犯カメラのメーカーが八幡電気産業株式会社のものになるのではないかと推測されます。4000形・5000形以外の他形式の車内防犯カメラがすべて八幡電気産業株式会社のものになりそうな予感がします。