2024年6月18日

【8両化はいつ?】B修繕工事を受けた東京地下鉄9000系9115F、6両固定編成のまま営業運転に復帰

2023年6月16日の土曜休日54S運用より、東京地下鉄和光検車区分室併設の新木場CRに入場してB修繕工事を受けた王子検車区所属の9000系9115Fが6両固定編成のままで営業運転に復帰しました。同編成の中間付随車2両(サハ9415・サハ9515)が納車されるまでは6両固定編成のままになるものとみられます。
▲新木場CRでB修繕工事を受けて6両固定編成のまま運用復帰となった9000系9115F。中間付随車2両の組み込みを見越して3号車(モハ9315)の電装解除(電動車を付随車に変更)は行われていない。逆に言えば、B修繕工事を受けた6両固定編成での9115Fの記録は貴重なものとなりそうである。
▲新木場CRへ入場しB修繕工事を受け、6両固定編成から中間付随車を組み込み8両固定編成となった9000系9109F。同編成の中間付随車2両は既存の6両側が新木場CRに入場する前に登場したため、B修繕工事施工とともに同系列初の8両固定編成となった。
▲16000系を基本的なベースとした中間付随車(写真はサハ9409とサハ9509)。製造時期が大きく異なるため、内装や設備など中間付随車とそれ以外の既存車両で大きく異なる。

南北線9000系では最初の8編成(9101F9108F)と5次車の2編成(9122F9123F)以外の編成に中間増備車2両を組み込む計画となっていますが(9109Fのみが完了済み)、今回運用復帰を果たした9115Fの中間付随車が登場しないままとなっています。同系列の中間増備車の増結に再び変更が出ているのでしょうか。現在の9000系は全23編成とも相模鉄道乗り入れ対応の本格工事が施工されていないので、南北線のほか、埼玉高速鉄道、東急電鉄目黒線・新横浜線のみに限定されています。今後はB修繕工事に関連した中間付随車の登場の有無が、8両固定編成への増強に影響が出るかもしれません。