2024年6月13日

【西日本所有編成は継続も…】東海旅客鉄道923形『ドクターイエロー』幹トウT4編成、2025年1月に検測運転終了を発表

2024年6月13日、東海旅客鉄道が同社保有の923形『ドクターイエロー』(幹トウT4編成)について、同車両の老朽化に伴い2025年1月をもって検測走行を終了し、引退することを発表しました。また西日本旅客鉄道も同社保有の923形『ドクターイエロー』(幹ハカT5編成)についても、老朽化に伴い2027年以降を目途に検測走行を終了し、引退すると発表しました。
▲2025年1月で約24年間の活躍に終止符を打つこととなった923形『ドクターイエロー』の幹トウT4編成。先に退役となるのは東海旅客鉄道保有の編成で、西日本旅客鉄道保有の編成である幹ハカT5編成は2027年以降に引退となる。2027年以降は東海旅客鉄道が保有するN700S系0番台に検測機器を搭載し、検測することとなっている。
▲東海旅客鉄道浜松工場で黄色く塗装されたN700系2000番台(N700a)の幹オサX32編成に一時期注目が集まっていた。2025年1月以降は923形『ドクターイエロー』の幹ハカT5編成が存続するが、同編成についても2027年の引退が決まった。

923形『ドクターイエロー』は700系をベースとした7両固定編成で東海旅客鉄道保有の編成と西日本旅客鉄道保有の編成の2編成(14両)が在籍していますが、2025年1月に退役するのは東海旅客鉄道保有の幹トウT4編成となり、西日本旅客鉄道保有の幹ハカT5編成は引き続き使用されますが、同編成についても2027年までに退役が決まっています。浜松工場敷地内では廃車除籍処分のため自走回送されていたN700系2000番台(N700a)の幹オサX32編成に黄色の塗装が施されて注目されましたが、2025年1月以降の検測は923形幹ハカT5編成のみで行えるのでしょうか。なお2027年以降の検測については、東海旅客鉄道のN700S系に検測の機器を搭載し、その編成を用いて検測するとのことで、ドクターイエローが消滅しても検測ができるようになる予定です。923形のベースとなった700系が完全引退してからかなり年月が経ち、923形もどうなるか覚悟はしていましたが、実際に引退が発表されると本当に寂しくなりますね。同車両の車両基地での撮影会などイベントなども計画されていますが、その際には多くのファンで応募が殺到するでしょうね。