2024年6月5日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系都クラY-23編成(クハE217-23以下11両)が新潟車両センター所属のEF64形1030号機に牽引され所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲EF64形1030号機に導かれて旅立ったE217系都クラY-23編成。また1編成また1編成と、E217系が旅立っていった。基本編成と付属編成、どちらが先に消滅するのだろうか。
▲配給輸送を牽引したEF64形1030号機。E217系の廃車解体処分とE235系1000番台の新製配置に伴う配給輸送列車牽引はEF64形を中心に充当されているが、久留里線のキハE130系100番台の入出場の配給輸送をE493系が担当するようになったため、動向が注目されている。
▲E235系1000番台の基本編成は40編成が間近に迫り(すでに都クラF-41編成と都クラF-42編成の4両分のグリーン車が配給輸送済み)、付属編成は35編成に到達した。基本編成・付属編成ともに最初の7編成のみに設置されていたクハE235形1000番台・クハE234形1100番台の電気連結器はすべて撤去された。
今回の配給輸送については夜間帯ではなく日中時間帯に運転されました。基本編成または付属編成2本の廃車の場合は長野総合車両センターへの配給輸送、付属編成単独の廃車の場合は東京総合車両センターへの自走回送(ドアステッカー類の撤去)で行われています。今回配給輸送された編成は1997年度に登場した4次車であり、約27年間の活躍でした。4次車からは基本編成の1号車のトイレが和式から洋式に変更されたことから、1号車への洋式トイレ車両組み込みに関しての組成変更は省略されていました(ただし付属編成はあえて洋式トイレで新製して編成替えを実施)。また総合車両製作所横浜事業所で製造されたE235系1000番台都クラF-41編成(クハE235-1041以下11両)と都クラF-42編成(クハE235-1042以下11両)のグリーン車が登場し、基本編成は40編成を突破する見込みです。残るは製造中の編成を含めて基本編成は13編成分、付属編成は11編成分となっています。