2023年8月7日

【まさかの臨時列車が】東日本旅客鉄道東海道線、花火大会臨時列車が倒れた架線に衝突で翌朝まで影響

2023年8月5日夜、東日本旅客鉄道東海道線の大船(JT-07)付近で何からの理由で傾いていた架線を支えるコンクリートの柱に、酒匂川花火大会開催に伴う臨時普通列車(9974E列車)に充当されていた、E231系1000番台都コツS-14編成+E233系3000番台都ヤマU621編成と衝突する事故が発生し、同日は東海道線などで終日運転を取りやめ、翌6日の朝まで影響が出ました。
▲何らかの理由で傾いた架線を支える柱に衝突し、E231系1000番台都コツS-14編成のクハE231-8042の前面部が大破。国府津所属編成を代走のE233系3000番台都ヤマU621編成の損傷が少ないため、同編成に救援され国府津車両センターへと回送された。

この臨時普通列車は国府津所属編成での運用であり(つまり小山所属編成がその運用に入ると所定の代走になる)、通常では高崎線からの1929E列車に充当されたあと、尾久車両センターまで回1974E列車で回送されるのですが(そのあと高崎線内完結運用に入る)、その小田原(JT-16)→横浜(JT-05)間を客扱いしたものとなっているため、東海道線内完結列車ですが、列車番号は9974E列車となっています。クハE231-8042の前面部の損傷が激しいため、E231系1000番台都コツS-14編成の今後が心配されます。

この事故の影響で東海道線だけでなく湘南新宿ラインや横須賀線などにも影響が出ており、翌6日朝に運転を再開しましたが、多くの人に影響が出たものとみられます。東京(JT-01)では列車ホテルとして開放された、寝台特急『サンライズ出雲』『サンライズ瀬戸』の西日本旅客鉄道285系が9番線に留置されていましたが、同列車は東海道線の終日運転見合わせにより運休となってしまいました。