2023年8月8日

【特急形電車では初】小田急電鉄ロマンスカーの7号車に子育て応援車両を試験設定へ(利用時には要注意!)

2022年3月12日から小田急電鉄の通勤形電車(4両固定編成を除く)の3号車に子育て応援車両が設定されていますが、新たに2023年9月7日から10日までの限定でロマンスカーの7号車に子育て応援車両を試験的に設定することが公表されました。該当列車は平日・土曜休日ともに上下1本ずつの『はこね』ですが、箱根登山鉄道区間では設定されません。
▲2023年9月7日から10日にかけて試験的に設定される子育て応援車両の試験に用いられるロマンスカー“EXE/EXEα”30000形。4両固定編成の下り方貫通形先頭車となる7号車(クハ30150)に子育て応援車両が試験設定されるため、箱根登山鉄道区間での設定はない。

ロマンスカーの7号車に子育て応援車両を試験適用する列車は9月7日・8日の0053レ(平日N41N61運用)と0302レ(平日N43N63運用)、9日・10日の0059レ(土曜休日N43N63運用)と0004レ(土曜休日N46N66運用)で、小田原線全区間で設定されます。平日・土曜休日ともに上下1本ずつの『はこね』の7号車に設定されますが、小田原(OH47)で分割併合される側の4両固定編成に設定されるため、箱根登山鉄道区間での設定はありません。ちなみに下りの新宿(OH01)発では試験期間の4日間ともに11時00分発のロマンスカーの7号車に子育て応援車両が設定されると思ってください。これらはすべてロマンスカー“EXE/EXEα”30000形が充当されますが、この子育て応援車両の試験期間の当該列車については7号車の座席の発売はされない(7号車への座席指定は不可となる)ので十分ご注意願います。

この当該列車の子育て応援車両を利用するには、当該列車での乗車駅から下車駅までの7号車以外の特急券を購入して、当該列車の別の号車に乗車したあとに7号車に移動する必要があります(子育て応援車両の7号車ではホームドア設置の進捗に伴って4号車とともに締切となったので要注意です)。子育て応援車両の利用前にスタッフによる特急券の確認がありますので、該当の特急券を必ず持参して移動してください。利用は小学生以下の子どもを連れた乗客に限られます。8号車から10号車が指定された場合は車両間を小田原方向へと進むと7号車に辿りつきますが、1号車から6号車が指定された場合は車両間を新宿方向に進み、編成間を跨ぐ形での移動が必要です(貫通形先頭車同士で連結して連結幌が繋がれるので、編成間で移動できる)。

ロマンスカーにも子育て応援車両が適用されるようになるのでしょうか。7号車の1両分貸切にしたような状態であるほか、座席定員は60名ありますので、どのくらいの子連れの乗客が利用してくれるのか、試験期間中にもいろいろ課題はありそうな予感がします。

【子育て応援車両が設定されるロマンスカー】
※太字部分の区間の7号車が子育て応援車両。該当列車の7号車の座席販売はありません。
《9月7日・8日設定分》
下り…0053レ(平日N41N61運用) 湯1225←小1210←宿1100
上り…0302レ(平日N43N63運用) 湯1356→小1413→宿1525
《9月9日・10日設定分》
下り…0059レ(土曜休日N43N63運用) 湯1225←小1209←宿1100
上り…0004レ(土曜休日N46N66運用) 湯1416→小1434→宿1545