2020年6月23日

【機器更新??】東日本旅客鉄道E531系0番台水カツK415編成の主電動機が交換される

2020年6月22日、東日本旅客鉄道勝田車両センター所属のE531系0番台水カツK415編成(クハE531-15以下10両)が検査で入場していた郡山総合車両センターから出場し、所属先まで試運転を兼ねて自走回送されました。
▲国府津車両センター(横コツ)所属のE231系1000番台よりも早く行われたE531系0番台水カツK415編成の制御装置更新工事。音的には更新前とほぼ変わらないように思えるが…。

この編成は2号車モハE530-15と7号車モハE530-2015のSIV装置が交換され、3号車モハE531-1015と8号車モハE531-2015のVVVFインバータ制御装置が交換されているため、同編成はE531系で初めて制御装置の機器更新工事を受けたものとみられます。ただ音的には機器更新前とあまり変わっていないように思えます。なおE531系0番台の登場はE231系1000番台横コツよりも後の2005年(つまり今年で登場から約15年)ですが、制御装置の更新工事は皮肉にもE531系0番台の方がE231系1000番台横コツよりも早い結果になりました。

E231系1000番台横コツの制御装置更新工事は視野に入っていましたが、上野東京ラインに乗り入れるE531系0番台にまで及ぶとは思いもしませんでした。E531系0番台のなかには常磐線の全線運転再開に伴う車両不足補填のための増備車でE235系0番台(東トウ)よりも新しい編成がいるのですが、それを差し置いての更新工事ですから、初期に導入されたE531系0番台には注意が必要かもしれません。