トップナンバーとなる基本編成(11両)は11号車側からクハE235-1001+モハE235-1001+モハE234-1001+サハE235-1001+モハE235-1201+モハE234-1201+サロE235-1001+サロE234-1001+モハE235-1301+モハE234-1301+クハE234-1001と組成されています(残りのトップナンバーの付属編成の電動車はハイフン以下1400か)。両先頭車のクハE235-1001・クハE234-1001には2段式の電気連結器が装備されているほか、10号車のモハE235-1001と7号車のモハE235-1201には1基のシングルアームパンタグラフ、3号車のモハE235-1301には予備パンタグラフを含む2基のシングルアームパンタグラフが搭載されています。車内の洋式トイレはE217系と異なり、1号車のクハE234-1001と5号車のサロE235-1001と6号車のモハE234-1201に設置されており、1号車のみ車椅子対応、それ以外は通常の洋式となっているように見えるほか、11号車のクハE235-1001にはトイレは設置されていません(要するにトイレ配置はE231系1000番台宮ヤマと似ているが、6号車のトイレは海側ではなく山側に設置されている)。またグリーン車2両を除く付随車はE217系では6号車・7号車・10号車に対し、E235系1000番台では8号車(弱冷房車)のみとなっています。普通車は新津事業所にて製造されましたが、グリーン車は総合車両製作所横浜事業所で製造されたため、それを新津事業所まで輸送して3号車と6号車の間に組み込まれたようです。
今後は新潟車両センターから鎌倉車両センターまで配給輸送されるものと思われますが、編成番号(正面窓の左下と乗務員扉の窓部に表記されるはずのもの)がなかったため、予想がつきませんね。しかしなかには『F01』という表記があったという情報があり、それが正式な番号であればトップナンバーは『横クラF01編成』ということになります。『F編成』といえば、E217系がかつて鎌倉車両センターと幕張車両センターに分散で配置されていたときに集約前の鎌倉車両センターに配置されていた編成や東海道線で使用されたことのある編成が鎌倉車両センターに復帰するまでに名乗っていたことがありますので、『F編成』の復活ということになりますね。なお厳密には『F編成』を最後まで名乗っていたのが現在のE217系横クラY-2編成(元横コツF-02編成)と横クラY-102編成(元横コツF-52編成)なので、約5年ぶりの復活ということになるでしょうか。