2020年6月14日

【遂に廃車が】舞浜ディズニーリゾートライン10形21号編成(イエロー)が陸送される

2001年7月の開業当時から約19年間運用されていた舞浜ディズニーリゾートラインの10形21号編成(イエロー・21+22+23+24+25+26)が2020年6月12日に廃車解体処分のために陸送されました。陸送の際には旅客用扉・乗務員扉やミッキーの形をした側面窓が撤去されていたため、この編成は最初に新型車両“Type C”(トップがイエロー)に置き換えられたものとみられます。
▲2001年の開業時から運用されていた10形に初めて廃車が出てしまった。なお最初に廃車となったのは11号編成(ブルー)ではなく“Type C”と同色の21号編成(イエロー)だった。
▲現役時代の21号編成(イエロー)が期間限定ライナーに充当されていた時の姿。まさかこの編成が最初に“夢と魔法の国”から帰らぬ旅へ行ってしまうとは想定外だった。

この形式に廃車が出るのは初めてで、リゾートライン車両の廃車除籍自体も今回が初めてのこととなります。最初に登場した“Type C”がイエローだったことから、同色の21号編成(イエロー)が当初の予定から延期となった“Type C”の運用入りを待たずして、一足先に置き換えられた形です。この21号編成(イエロー)は2008年以降から何度か車体にもラッピングを施して運転される期間限定ライナーにも起用され、同年はディズニーリゾート開園25周年を記念したラッピング車、2015年にはディズニーランドのトゥモローランドエリア内に『スティッチ・エンカウンター』というアトラクションがオープンしたことを記念して運転された『スティッチ・エンカウンター・ライナー』、2017年末~2018年にはディズニーシーでの『ピクサ・プレイタイム』というスペシャルイベント開催に伴う『ピクサー・プレイタイム・ライナー』、そして2019年夏には夏を楽しむダッフィーやシェリーメイなどが描かれた『ダッフィーのサニーファン・ライナー』として運用されていました。これで残る10形は4編成(11号編成ブルー、31号編成パープル、41号編成グリーン、51号編成ピーチ)となり、これ以降は毎年1編成ずつが“Type C”に置き換えられていく予定です。なお2021年に出てくる“Type C”のカラーによってはそれと同色の編成が置き換えられる可能性が高いものとみられますので、記録はお早めに。