2020年6月7日、総合車両製作所新津事業所(グリーン車は横浜事業所)で製造された東日本旅客鉄道E235系1000番台基本編成のトップナンバー11両が新潟車両センター(新ニイ)から鎌倉車両センター(横クラ)までEF64形1030号機の牽引で配給輸送されました。
▲横須賀線・総武快速線向けE217系(写真は横クラY-13編成)の後継車両、E235系1000番台がついに配属先の鎌倉車両センターへ。試運転では見られなかった編成番号が表記され、『F-01』となった。これは現在のE217系横クラY-1編成が国府津車両センター(横コツ)から鎌倉車両センターへ復帰する直前まで名乗っていた編成番号である。
▲2015年3月に国府津車両センターから鎌倉車両センターに復帰したE217系横クラY-2編成(11両)と横クラY-102編成(4両)はもともと『F-02』と『F-52』(写真)であった。このため『F-○○』の編成番号が約5年3ヶ月ぶり復活した。E235系1000番台基本11両編成は51編成(横クラF-51編成まで)が登場するため、今後登場する付属4両編成のアルファベットと番号表記に注目したい。
今回の配給輸送ルートは信越本線越後石山→上越線水上→高崎線大宮(JU-07,JS-26)→武蔵野線→鶴見(JK-15)→東海道線横浜(JT-05,JO-13)→横須賀線大船(JT-07,JO-09)という経路となり、横浜手前で東海道線に転線し、戸塚(JT-06,JO-10)を過ぎて横須賀線へ転線する形がとられました。このため牽引機の次位がクハE234-1001となっています。また試運転時にはなかった編成番号が正面窓の左下と乗務員扉の窓部に表記されており、『F-01』が確認されました。このためE235系1000番台のトップナンバーは『横クラF-01編成』ということになります。『F-○○』の編成番号は現在の横クラY-2編成と横クラY-102編成が国府津車両センターから復帰する直前まで名乗って以来、約5年3ヶ月ぶりに復活することになります。基本編成だけでも51編成が登場するため、基本編成は『F-01』~『F-51』となることが予想されますが、付属編成がどうなるのか気になりますね。私の個人的な予想ではE217系が鎌倉および幕張の両車両センターに分散配置されていた名残を考慮して『R-○○』とみています。E217系では『F-51』は付属編成だったので、E235系1000番台の『F-51』では基本編成のラストナンバーとなるため、付属編成の編成番号のアルファベットと番号がどうなるか注目したいところです。