2020年6月20日、東急電鉄元住吉検車区所属の5000・5050系0番台5173F(東横線内基準で渋谷[TY-01]寄りからクハ5173+デハ5273+デハ5373+サハ5473+サハ5573+デハ5673+デハ5773+クハ5873)が長津田検車区に自走回送されました。
▲東横線で運用される5000・5050系(写真は現在4000番台で8両固定編成に組まれている4105Fと本来田園都市線向けとなる予定だった5122Fである)。このうち新製出場時には付随車1両欠車の7両で落成し、4000番台落成の過程で新製の付随車1両を組み込み8両固定編成となっていた5173Fが自走で長津田検車区に向かった。長津田検車区にはデハ4611+サハ4711の2両が留置されているため、同編成のサハ5573とデハ5673の間に組み込んで4000番台(4111F)化されるものと思われる。
長津田検車区には0番台5178F(東横線内基準で渋谷寄りからクハ5178+デハ5278+デハ5378+サハ5478+サハ5578+デハ5678+デハ5778+クハ5878)とともに落成したデハ4611+サハ4711(4111Fと思われる車両の一部)が留置されており、5173Fのサハ5573とデハ5673の間にデハ4611+サハ4711を組み込んでいる様子が目撃されていることから、今回長津田検車区に回送された元5173Fは前述の2両を組み込んで10両編成化、すなわち4000番台4111Fに改番されるものとみられます。同系列の8両固定編成が10両固定編成に増強されて4000番台に改番されるパターンは初めてのケースです。
ちなみに5000・5050系4000番台は4101F・4102F・4103F・4104Fが一部欠車の状態で落成しており、その当時は田園都市線の5000系6扉車(現在消滅済み)を2両から3両に増強した関係でその4扉車付随車を東横線向けの同系列0番台・4000番台に活用しており、一部は電動車化したため、4000番台の最初の4編成は制御装置が6号車のデハ4600とそれ以外の電動車でVVVFインバータ制御のソフト音が異なっています。このため今回の4111Fでも状況は異なりますが、6号車のデハ4611とそれ以外の電動車で異なっている可能性があります。ちょっと変わった4000番台が誕生することになりますね。