2020年6月21日

【TASC試験で初】小田急電鉄8000形8057Fと3000形3257Fが併結でTASC関連の試運転を実施

2020年6月15日から18日にかけて、小田急電鉄8000形8057F(クハ8057+デハ8007+デハ8107+クハ8157)と3000形3257F(クハ3257+デハ3207+デハ3307+デハ3407+デハ3507+クハ3557)が併結のうえで多摩線で試運転を行いました。
▲偶然にも8000形4両固定編成と3000形6両固定編成の7番目同士(写真1枚目の手前4両が8057F、写真2枚目の手前6両が3257F)で試運転。8000形と3000形の併結によるTASC試運転は初めてのパターンか。

この試運転はTASC(列車定位置停止装置)の試験に関連したものと思われます。なお多摩線ではTASCの試験が行われており、1000形の未更新編成(ワイドドアを含む)を除く通勤形の全形式を使って試運転を実施していくようです。今年度からは8000形にTASCが本格的に設置されるようになり、6月上旬には8000形8252Fを使用して同様のケースでの試運転が実施されていました。ここでは8000形の単独でしたが、8000形のなかにはリニューアル時期の都合(8251Fと8255Fがチョッパ制御のまま更新した関係)で同一番号の同士でペアを組めない8051F・8055Fと、2019年に起きた踏切事故で相方の8264Fを失った8064Fの3編成が3000形1次車・2次車と組んで運用されていることもあり、そのペアでTASC関連の試運転を行ったものと思われます。なお8000形8057Fと組んでいた3000形3257Fは旧東急車輛製造で製造された2次車であり、種別行先案内表示器がフルカラーLED化されています。