3月12日は相模鉄道本線相模大塚(SO-15)駅構内で行われた『そうにゃんバースデーフェスタ2017 in 相模大塚』に参加してまいりましたのでご報告します。バースデーフェスタへの参加は2015年のときから毎年ですので3年連続となります。まずは海老名(SO-18)にて。
9000系9703F。3070レ(土曜休日65運用)。なんと『YOKOHAMA NAVYBLUE』の9703Fに遭遇。昨年4月に運用を開始して約1年経ちますが、いまだに違和感を覚えてしまいそうです。
9000系9705F。3039レ(土曜休日64運用)。なんと2本目のリニューアル車の9705Fにも遭遇。一気に2本の9000系リニューアル車を見るとは・・・。9705Fについてはリニューアル前の旧塗装の姿を何度も追いかけていましたが、意外にもリニューアル後の姿を初めて撮りました。9703Fと異なり、横浜(SO-01)でのホームドア設置による関係で側面の車番の位置が変更されています。
9000系9703Fに乗って一旦さがみ野(SO-16)で途中下車。かしわ台車両センターに4代目の『そうにゃんトレイン』となった11000系11004Fが留置されていたのを確認したため、送り込み回送を撮ることに。私の予想は的中し、4代目は2代目のときと同じ11004Fになりましたね・・・。
11000系11004F。朝方の7時半すぎ、4代目『そうにゃんトレイン』ラッピングの11004Fのイベント送り込みに伴う臨時回送列車が通過していきました。4代目では相鉄グループ創立100周年のデザインのものに変更されています。イベント開催前に4代目『そうにゃんトレイン』の走行シーンを撮ることができるのはラッキーでした。
後続の9000系9706Fの3074レ(土曜休日62運用)で隣の相模大塚へ。8時前に到着し、2時間以上並んで10時に会場へ入ります。
まずは3代目・4代目『そうにゃんトレイン』の並びから撮影。右側は初代と3代目を担当した11003F、右側は2代目を担当し今回の4代目を担当する11004Fです。およそ1年前は2代目のときと3代目のときで立場が真逆だったので・・・。ちなみに前面の列車番号表示器は『そうにゃん』の誕生日の日付にちなんで『310』、種別行先案内表示器には『そうにゃん』のイラストがあり、11003Fと11004Fで異なっています。
まずはこのバースデーイベントをもってラッピング解除となる11003Fの3代目『そうにゃんトレイン』。11日には土曜休日48運用で運用され、下り最終の6339レで運用を終え、そのあと相模大塚の留置線へ回送されていました。
こちらは4代目『そうにゃんトレイン』の11004F。ラッピング施工前の10日は平日48運用で運用され、下り最終の6419レで運用を終え、11日は運用に入っていなかったことからかしわ台車両センターでラッピング作業をしていたものとみられます。
3代目『そうにゃんトレイン』は約1年間運転されました。4代目も約1年間運転されるのでしょうか。
4代目は相鉄グループ創立100周年のデザインということで、『そうにゃん』が『SOTETSU 100th』と書かれた旗を持っているのが分かります。
しばらく撮影を続けていると、なんと『そうにゃん』がクハ11904側の運転席に現れてびっくりしました。
真正面から『そうにゃん』が『そうにゃんトレイン』の運転席にいる様子を撮影。車内でのそうにゃんとの撮影会の前にサプライズで行われたのでしょうか。これはこれで面白い写真になりました。
角度を変えながら撮っていると、なぜか写真右側の11003Fの10号車横浜寄りの山側1箇所の扉が開いていました。なぜでしょう??
側面部はその年の主な出来事と共に相鉄グループであった出来事をラッピングしたものとなっています。10号車から1号車方向へ順番に撮影しましたのでご覧ください。1号車方向へ行くほど過去へさかのぼり、10号車方向へ行くほど現代へ近づいていきます。こちらは延期となったものの東京急行電鉄との直通運転後の路線図イメージや私が今朝乗ってきた9000系リニューアル車のイラストです。
10号車はここ最近の出来事です。『そうにゃん』が誕生したのはこの年で11000系11003Fの初代『そうにゃん』トレインが運転されました。前面部は『黄色の11000系』という印象があったのをよく覚えています。
こちらは現在のいずみ野線いずみ中央(SO-35)~湘南台(SO-37)が延伸開業した際の路線図。延伸開業時の途中停車駅であるゆめが丘(SO-36)は『関東の駅百選』に選ばれており、同駅のホームはテレビCMの撮影などでもよく使用されています。
貨物列車の運転が終了したのは1998年。在日米軍厚木基地への燃料輸送が実施されていました。ちなみに厚木線は休車となった車両の留置やラッシュ時に運用を終えた車両の一時留置にも使用されていますが、新型車両導入時には厚木線を通り、かしわ台車両センターへ搬入されます。
こちらは小田急電鉄江ノ島線との乗換駅(改札内で乗り換え可能)、大和(OE05, SO-14)が地下化される様子。車両のイラストに9000系9705Fの塗装変更で消滅した同系列の初代塗装が描かれているのも興味深いですね。
改札口は有人改札から自動改札機となったほか、切符からパスネットやICカードへと変化していきました。パスネットは私も利用したことがあります。現在はICカードが主流となり、切符を購入する機会は減っていきました(ただしICカード非対応路線を除く)。
1990年以降にはいずみ野線がいずみ中央(SO-35)まで延伸開業。
1983年以降には6000系6717Fを使用した『緑園都市号』が運転されたのでした。
相模鉄道のバスは現行の2代目塗装だけでなくグリーンの塗装がいまだに健在です。今朝も並んでいるあいだに相模大塚のバスロータリーで1台グリーンバスを見かけました。
1976年にはいずみ野線が開業。当時はいずみ野(SO-34)までで、昨年の2016年には開業40周年を迎え、旧7000系に4種類のヘッドマークを装着して運転しましたね。
現在の本線終着駅である横浜の大規模改良工事が行われたのは1974年。現在は神奈川を代表する巨大ターミナルのひとつとなっています。
1973年以降には巨大な新相鉄ビルが完成。相鉄ジョイナスなどが横浜駅のすぐ近くにありますね。
こちらは『第一相鉄丸』に乗ったそうにゃんをイラストしたもの。自家用砂利運搬に使用されていました。
ショッピング施設としてダイアモンド地下街が誕生したのは1964年。2015年11月までは『ザ・ダイアモンド』という名称であり、現在は相鉄ジョイナスに統合される形で消滅しています。
相模鉄道の旧本社ビル(現在とは異なる)が横浜駅前に完成したのは1961年以降。
こちらは1960年に設定され初代5000系などで運転された『おかいもの電車』。現在の急行と同じ停車駅に相当し、朝の上り1本と夕方前の下り1本が該当しました。
乗合バス業が開始したのは1950年。バスは現在のワンマンではなく車掌が同乗するツーマンでした。
相模鉄道の原点である神中鉄道を吸収合併したのは戦時中の1943年。当時の二俣川~厚木間の路線を合併し現在の相模鉄道本線・厚木線となっています。
1919年には砂利採取販売業が開始。現在の東日本旅客鉄道相模線にあたる区間です。
11004Fの前面デザインは海老名寄りと横浜寄りで異なり、都心に乗り入れる、という意味で横浜のランドマークタワーのほか東京駅や東京スカイツリーが描かれています。
横浜寄りデザイン側の並びも撮影し車内へ。つり革に注目してください。
一部に『そうにゃん』の顔が取っ手となっている創立100周年特製つり革が採用されています。これは9000系リニューアル車を除く全系列に普及することになっています。
なお通常の11000系のつり革はグレーで三角形をしていますので、11004Fにもしも乗車された際は探してみるといいでしょう。一瞬で見分けがつきやすいと思います。
『4代目そうにゃんトレイン』の11000系11004Fには車内Wi-Fi(ワイファイ)が設置されていました。
最後に海老名寄りの並びを撮影して会場を後にしました。天気は晴れていてよかったのですが、空気が冷たく寒かったです。なお来場時のお土産としてクリアファイルやポストカードをくださいました。
今回は細部の撮影などで約2時間ほど滞在しました。このようなイベントを開催して下さった相模鉄道に感謝申し上げます。