2017年3月24日

東京急行電鉄が2017年4月21日実施のダイヤ改正の概要を発表

東京急行電鉄が2017年4月21日(土曜休日ダイヤは22日)に実施するダイヤ改正の概要を発表しました。実施路線は田園都市線・大井町線・世田谷線となっています。
▲田園都市線では早朝の列車増発や初電の繰り上げが実施される。

▲大井町線では列車時刻の変更のみにとどまるが、今後は現行で6000系の6両編成による急行列車を7両編成に増強することが発表されており、一部の急行停車駅ではホーム延伸工事が実施されているようだ。

田園都市線では平日の朝ラッシュ時間帯前におけるオフピーク通勤・通学を推進するため、上りでは長津田(DT-22)始発の初電の004-052レ(平日04K運用:東京急行電鉄車両の運用)は05:05発、渋谷(DT-01,Z-01)05:44着となっていますが、これを約5分繰り上げて05:00発とし、この直後に長津田05:05発の『急行  渋谷』を増発、渋谷への所要時間が最大10分短縮されるほか(渋谷05:34着)、さらに中央林間(DT-27)05:30発の『急行  渋谷』を増発(渋谷06:09着)、平日下りでは渋谷05:46発の『中央林間』(中央林間06:39着、行先方向幕の一部再現のため田園都市線では各駅停車の表示を一切しないことによる)と06:14発の『急行  長津田』(長津田06:45着)を増発します。土曜休日もほぼ同様に、上りでは長津田05:05発の初電の004-052レ(土曜休日04K運用)を約5分繰り上げて05:00発とし、この直後に長津田05:05発の『急行  渋谷』を増発(渋谷05:34着)、下りでは渋谷05:48発の『急行  長津田』(長津田06:17着)を増発します。また鷺沼(DT-14)・二子玉川(DT-07)の初電(前者は003-052レ[平日03K運用・土曜休日03K運用]、ただし平日は久喜[TI-02]、土曜休日は南栗橋[TN-03]行き、後者は002-052レ[平日02K運用・土曜休日02K運用])を約1~2分繰り上げ、利便性を向上させます。また長津田05:05発で設定されている下り初電の005-051レ(平日05K運用・土曜休日05K運用)を平日・土曜休日ともに約3分繰り上げて05:02発とします。大井町線では一部列車の発着時刻変更のみ、世田谷線では雪が谷検車区上町班出庫による上り初電の002-042レ(平日02運用)・003-042レ(土曜休日03運用)の上町(SG-06)04:57発を約2分繰り上げます。
▲大井町線の急行列車といえばこの6000系が充当されるが、平日ダイヤで予備が1本、土曜休日ダイヤで予備車両がなく、同系列の検査入場時などによる車両不足で本来は田園都市線の高津(DT-09)・二子新地(DT-08)に停車する青各駅停車および両駅を通過する緑各駅停車オンリーで運用される5両編成の9000系が代走したこともあった。

大井町線といえば2008年3月から急行専用車両の6000系6両編成による急行が全線で運転されていますが、利便性向上の一方で混雑率が増加しているため、混雑緩和や更なる利便性向上を目的に大井町線の急行列車を現行の6両編成から7両編成に変更・増強することが発表されましたね。そのため大井町(OM-01)、旗の台(OM-06)、自由が丘(OM-10)ではホーム延伸工事が実施されています(ただし溝の口[DT-10,OM-16]・二子玉川では並行する田園都市線に合わせて10両編成分、大岡山[OM-08,MG-06]は並行する目黒線に合わせて8両編成分と有効長が長めにとられているため工事が不要と思われる)。こうなると6000系は仕様の異なる中間車(電動車か付随車かは不明ですが、6編成分の合計6両)を増備して一部の車両を改番する必要が出てきますね・・・(クハ6600はおそらくクハ6700に改番か)。