2025年9月22日

【なぜ撤去?】東日本旅客鉄道E131系1000番台都ナハT8編成から線路設備モニタリング装置が撤去される

2024年9月21日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター中原支所に所属する鶴見線向けのE131系1000番台都ナハT8編成(クモハE131-1081以下3両)からモハE131-1081に搭載されていた線路モニタリング装置本体が撤去されたことが確認されました。
▲鶴見線のE131系1000番台で線路モニタリング装置を搭載していた都ナハT8編成だが、鎌倉車両センター中原支所構内で撤去されたのか、線路モニタリング装置の設置台座部分だけが残されている。もともとは205系1100番台都ナハT14編成のものから移設されていた。

E131系1000番台ではラストナンバーの都ナハT8編成のみ、線路モニタリング装置を搭載しており、扇町(JI-10)・海芝浦(JI-52)方先頭車はクモハE131-1008ですが、中間車はモハE131-1081となり、鶴見(JI-01)寄り先頭車はクハE130-1081となりました。もともと205系1100番台都ナハT14編成に搭載されていたものを流用していました。E131系では0番台・500番台・600番台については10編成以上を投入したため最後の2編成、1000番台については10編成未満にとどまる関係で最後の1編成に線路モニタリング装置を搭載するのが基本となっており、1000番台は都ナハT8編成のみ線路モニタリング装置搭載編成となっており、線路設備モニタリング装置搭載編成は搭載機器の配置が異なるため、一部車両の座席の定員を減らしてでも機器を配置するスタイルとなっており、窓の形状が従来と異なる箇所があるのが特徴です。鶴見線で線路設備モニタリング装置が完全に撤去されたのは異例で、E131系投入後では初めてのこととなりました。