2025年9月13日

本日の小田急電鉄小田原線・江ノ島線撮影 ~2025.09.13 『小田急通勤車両図鑑 ー3ー 3000形撮影会』SP~

2025年9月13日は小田急電鉄を撮影しますが、今回は『小田急通勤車両図鑑 ー3ー 3000形撮影会』に参加してきましたので、その様子を報告します。なお私自身の予定の都合で第3回の参加となったことをご了承ください。

その前に江ノ島線湘南台(OE09)で少し撮影。
3000形3270F5169レ(土曜休日A32運用)。2025年度最初のリニューアル車両で旅客用扉の交換が行われた3000形3270Fを目撃。リニューアル後初めて撮影しました。この次は6次車では初のリニューアル更新工事と思われる3274Fとなっています。来年度はどうなりますやら。

このあと海老名(OH32)へ移動し、受付を済ませて海老名検車区の門前で待機、小田急トラベル担当者の案内で入ります。
撮影会に使用された3000形は3252F。この日は6802レ(土曜休日A11運用)に充当されましたので、海老名検車区入庫後に準備が行われたようです。ちなみに1回目と2回目は雨が降ったそうですが、3回目は曇天からスタート。天気は持ってくれるでしょうか。
種別行先表示は『各駅停車成城学園前(OH14)』。かつては6両固定編成の単独運用(A運用)でも喜多見検車区を入出庫する運用があり、実際に夜間帯に存在していました。6両固定編成のみ単独運用の最東端は新百合ヶ丘(OH23)で、日中時間帯はほとんどが急行であるため、多摩線のシャトル運用に入っていた編成が喜多見検車区唐木田出張所や新百合ヶ丘7番構内留置線に一旦入庫となるものもあります(後者は土曜休日A21運用)。
3000形3252Fに掲出されたヘッドマーク。登場当時のデザインから現在のリニューアル後のデザインまで、3000形の歴史を感じ取れるデザインがお気に入り。ヘッドマークの両端は3000形リニューアル車と登場当初の太帯デザインの3251Fで、両者に挟まれている3000形は上部側から3251F3252F(撮影会使用編成)・3253F3254F3255F3276F・元3665F、下部側から3653F3658F3087F(元)・3092F3265F(リニューアル後)・3266F(リニューアル前)・3081F(元3665F)となっています。何気に元3665Fの下が現在の3081Fになっているのも面白いです。
3000形1次車ワイドドア車にあたる3252Fですが、登場当初は前面部デザインが太帯で排除器(スカート)の形状もやや異なっていて、ロイヤルブルーが車番部分まで及ぶものとなっていましたが、電気連結器を設けるスペースを塞ぐ形でスカートが改良され、前面部の帯は細い帯となりました。登場当初からはずいぶん姿が変わったものです。
編成の上り方に移動すると、種別行先表示はいったん『通勤急行新宿(OH01)』となりました(通常は同編成が通勤急行に入るときは8000形4両固定編成と連結して運用された場合のみ)。本来は平日朝方に多摩線から小田原線に直通する際の種別行先ですので、私には利用機会がありませんが、急行停車駅で快速急行が通過する向ヶ丘遊園(OH19)・成城学園前に停車する一方で快速急行が停車する登戸(OH18)を通過します。
すると種別行先案内表示は『各駅停車相武台前(OH30)』に変わりました。通常はあり得ない種別行先表示ですが、平日朝に1本(A22運用)、深夜帯(毎日)に1本(平日・土曜休日A17運用)、小田原(OH47)始発の各駅停車町田(OH27)行きの運用があるので、相武台前~町田間のどこかで運転がストップし行先変更となれば見られるかもしれません(下りは相模大野(OH28)・町田始発の各駅停車小田原行きが相武台前以西のどこかで運転がストップして行先変更となった場合に見られるかも)。
種別行先表示は『通勤急行新宿(OH01)』に戻り、今度はヘッドマーク付きに。その前は実はヘッドマークなしの状態での撮影となっていたんです。小田急電鉄でヘッドマークは基本的にステッカー式になることが多いので、こういった差し込み式のヘッドマークはこのイベントならではの光景となっています。

このあと種別行先表示は『団体専用』に切り替わりましたが、山側側面部の撮影に移行していたこともあって、編成全体を撮影できなかったため、割愛します。
この形式の1次車・2次車のVVVFインバータ装置は三菱電機製なのですが、3次車以降の編成やリニューアル車とは全く異なります。しかも1次車・2次車はすべての中間車4両が電動車の付番方法ですが、偶数号車(2号車・4号車)の小田原寄りは付随台車で実質は0.5M車と捉えることができるので、3次車以降の6両固定編成の3M3Tと同じ比率になっています。

台車は撮り損ねてしまいましたが、電動台車は『TS-1026』、付随台車は『TS-1027』が採用されており、1次車・2次車の偶数号車は小田原寄りが『TS-1027』、新宿寄りが『TS-1026』となっているわけです。
下り方に戻ってくると、種別行先表示が『急行箱根湯本(OH51)』に変わりました。かつて実際に存在した種別行先で、分割併合が当たり前だったときによく見られました。3000形自体が現在の小田急箱根鉄道小田原~箱根湯本間に入線しなくなってからでもこの表示が改めて懐かしく思えます。
最後の種別行先案内表示は『快速急行片瀬江ノ島(OE16)』となりました。かつては土曜休日に藤沢(OE13)発着を延長する形で片瀬江ノ島発着が設定されていた時がありました。藤沢での江ノ島線系統分離で藤沢を跨ぐ列車は早朝深夜の一部(江ノ島線シャトル送り込みと返却を兼ねたものを含む各駅停車数本・早朝の上り急行1本)とロマンスカーのみとなり、藤沢発着に戻ってしまったので、改めてもったいないですねぇ。

種別行先案内表示は『快速急行片瀬江ノ島』表示のまま撮影会が終了となり、海老名検車区を出る直前に非売品のグッズを頂きました。

続いては小田原線愛甲石田(OH35)にて。
ロマンスカー“MSE”60000形60051F+60253F0016レ(土曜休日N23N23運用)。この形式にはもころんヘッドマークが掲出されていますが、このうち60052F60251Fでは2周年仕様になりました。検査出場をした2本に掲出されたんですね。
8000形8266F1056レ(土曜休日A15運用)。8000形は単独が数本あり、このうちの1本がまさにこれです。相方の8066Fは何をしているのでしょうか。ただの予備だといいのですが。

今度は伊勢原(OH36)にて。
8000形8262F1058レ(土曜休日A13運用)。この編成も単独運用に入っているため、海老名検車区では単独で留置されている8000形8057Fが予備に。6両固定編成の予備(3000形の代走)にもなるこの形式、改めて6両単独でも10両となっても運用できる万能さは唯一無二かもしれません(3000形は3次車以降で電気連結器の撤去が進んでおり、運用が固定されてきているため)。撮影は以上です。本日このようなイベントを開催してくださいました関係者の皆様に御礼申し上げます。