2025年9月8日、東急電鉄9000系で唯一長津田検車区に新製配置され大井町線一筋で活躍してきた9000系9007Fが長津田検車区から長津田車両工場へ自走回送されました。同編成はすでに運用を離脱しているためドアステッカー類はなくなっており、動向が注目されます。.JPG)
▲9000系のほとんどは元住吉検車区に新製配置されたものの、唯一長津田検車区に新製配置されて大井町線一筋で歩んできたのがこの9007Fである。西武鉄道譲渡が実現するか、ついに長津田車両工場へと自走回送された。.JPG)
▲9000系9007Fは種別行先案内表示器や列車番号表示器を更新する前はスカートすら未設置であった。なおこの編成は東急電鉄グループ100周年の記念ラッピング電車にも起用されていた。
9000系は8両固定編成が14編成、5両固定編成が1編成が登場、前者は元住吉検車区へ、後者は長津田検車区にそれぞれ配置されました。このうち9007Fは新製当初から長津田検車区に配属となり、唯一東横線や横浜高速鉄道みなとみらい線を走ったことがない9000系でもありました。東横線からの撤退に先駆けて大井町線への本格転入(と各中間車3両ずつ余剰廃車)により、大井町線の9000系は数を増やし、生え抜き編成と合わせ全15編成(合計75両)が長津田検車区に集約されていました。2014年度に種別行先案内表示器と列車番号表示器の更新の際にスカートが設置され、元東横線編成と同じ形態となり、ここまで活躍してきました。6020系5両固定編成の登場で活躍の場を失って運用を早々と離脱し、長津田検車区に留置されていたようです。今後西武鉄道譲渡に向けた転用改造工事が行われるのでしょうか。
ちなみに6020系6151Fではなぜか編成車体下部に模様のようなものが描かれており、密かに注目されているようです。落書きではないと思いますが(電車への落書き行為は器物損壊罪に問われる可能性があるので絶対にしてはいけません!)、何か理由があって模様をつけているのかもしれません。