2024年11月9日(の土曜休日A24運用)をもって運用を離脱し、12日に廃車除籍処分となった小田急電鉄8000形8257F(6両固定編成・2004年度リニューアル車)のうち、最後まで残っていたデハ8507・クハ8557の2両が12月5日に車体を分割され大野総合車両所から陸送されました。
▲廃車除籍処分となった8000形8257Fのデハ8507・クハ8557が車体を分割されて大野総合車両所から旅立った。これで8257Fの搬出が完了となった。大手私鉄車両の解体を担う東武鉄道経理部資材管理センター北館林車両解体場へ送られたか。
同編成の残った2両は床下機器の撤去が完了した後、車体中央部の窓などが撤去されており、車体を分割するための準備を行っていたため、今週中の陸送の可能性が高いとみられていましたが、想定通りの動きとなりました。クハ8557の貫通扉は無くなっていたため、部品取りが一部行われました。これで鉄道線路設備モニタリング装置や架線検測装置を搭載する5000形5063Fの導入に伴い、8000形8059Fと8257Fがすべて旅立ったことになります。3色LED式の8000形は2本のみとなり、8253Fと8258Fおよび4両固定編成の記録を積極的に進めた方がいいでしょう。もちろん譲渡対象となりうる8000形6両固定編成のフルカラーLED式の編成も記録対象です。次に5000形5064Fが導入されるときに、6両固定編成と4両固定編成1本ずつが置き換えられることは確実かと思われます。
【8000形の在籍状況】※2024年12月5日現在 全体…16編成80両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…8編成(32両)
8051F・8053F・8057F・8058F・8063F・8064F・8065F・8066F
廃車済…8編成(32両)
8052F・8054F・8055F・8056F・8059F・8060F・8061F・8062F
《6両固定編成》 下線部の車両は種別行先案内表示器が3色LED式の編成
運用中…8編成(48両)
8252F・8253F・8258F・8260F・8262F・8263F・8265F・8266F
譲渡済…1編成( 6両) ※西武鉄道8000系として譲渡
8261F
廃車済…7編成(42両)
8251F・8254F・8255F・8256F・8257F・8259F・8264F
【8000形10両編成組成について(異車種併結は除く)】※2024年12月5日現在
8051F+8252F 8053F+8253F 8057F+8262F 8058F+8258F 8063F+8263F 8065F+8265F
《諸事情により単独または異車種併結》
8064F(3000形1次車3254Fと併結)・8066F(クヤ31形関連の都合)・8260F・8266F(単独運用)