2024年12月6日より、西武鉄道40000系では初の8両固定編成のトップナンバーが川崎車両株式会社兵庫工場を出場し、池袋線小手指車両基地まで甲種輸送が実施されています。この系列では転換クロスシート車が6編成、ロングシート車が14編成の10両固定編成のみが製造されてきましたので、8両固定編成はこの編成が初めてのこととなり、2000系の置き換えが急速に進む可能性があります。
▲池袋線小手指車両基地・武蔵丘車両基地に所属する40000系(写真は40157F)についに初の8両固定編成が登場した。すべてロングシート車ということで、50番台が充てられているほか、30000系と同様の付番方法に倣って8両固定編成のトップナンバーは48151Fになる。
40000系初の8両固定編成となる48151Fは西武新宿(SS-29)・飯能(SI-26)寄りの1号車から『48151』+『48251』+『48351』+『48451』+『48551』+『48651』+『48751』+『48851』と組成されており、シングルアームパンタグラフは『48251』・『48451』・『48651』の3両に搭載されています。10両固定編成に引き続き半自動ドアスイッチが設置されていますので、長時間停車時などでの3/4閉扱いではなく、個々の半自動ドア扱いが可能になります。30000系8両固定編成では中間2両(38400・38500の車両)は付随車でしたので、40000系でもそのようになっている可能性がありますが、なぜか『48451』にはパンタグラフが搭載されています。8号車のクハ48851にはパートナーゾーンが設けられています。甲種輸送の最終到着先の小手指車両基地に配属となる可能性がありますが、40000系初の8両固定編成ということで新宿線南入曽車両基地への配属があるのか注目されます。