2024年9月18日

【今後交換進むか】西武鉄道6000系6156F、武蔵丘車両検修場出場でシングルアームパンタグラフに

2024年9月17日、西武鉄道6000系6156Fが武蔵丘車両検修場を検査出場し試運転を行いましたが、同編成のパンタグラフが菱形からシングルアームに変更されています。アルミ車体での6000系のシングルアームパンタグラフへの更新は初めてのことと思われます。
▲地下鉄直通から撤退したと思われる黄色いテープが貼付されている6000系6156Fのパンタグラフがシングルアーム式に更新された。ステンレス車体ではシングルアームパンタグラフに交換された編成がいるが、アルミ車体の編成では初めてではないだろうか。
▲種別行先案内表示器や制御装置が更新される前にパンタグラフはシングルアーム式に変更済みとなっている6000系6101F。シングルアームパンタグラフは着雪時の除去作業がしやすいというメリットがある(着雪面積が比較的少ない)。

西武鉄道6000系では40000系の新製投入により地下鉄直通運用の撤退が進み、貫通扉に黄色のテープが貼付されている編成が池袋線優等種別列車中心、新宿線・拝島線優等種別列車中心の運用のみに充当されており、この6000系の転用で2000系が置き換えられていますが、まだまだ完全な置き換えには遠いため、40000系では初めてとなる8両固定編成が投入されるものとみられています。これ以前からステンレス車体の一部編成で集電装置が菱形からシングルアームに交換されていて、試作車の最初の2編成で交換されました。シングルアームパンタグラフへの更新はアルミ車体では初めてのことと思われます。菱形パンタグラフよりもシングルアームパンタグラフとすることで、山間部などの着雪時の影響を少なくできるなどのメリットがありそうです。今後さらに交換が進むかどうか、注目されます。

2024年9月16日

【帯は撤去済み】小田急電鉄3000形3271F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)、リニューアル後の一部姿を見せる

2024年6月6日から小田急電鉄3000形3271F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が大野総合車両所にリニューアル更新工事施工のため入場中ですが、9月13日には下り方の3両のサハ3371+デハ3421+クハ3471が帯を撤去された状態で姿を現し、ホームドア対応の車両番号が記載されていることから、リニューアル更新工事中の様子が確認できました。
▲リニューアル更新工事が進められている旧川崎重工業5次車の3000形3271F。就役当初の帯であるロイヤルブルーは撤去済みで、ホームドア対応の車番が追加されている。旅客用扉は未交換だが、リニューアル更新工事の施工で車椅子とベビーカーが利用できるフリースペースが追加されているものとみられる。
▲車内防犯カメラは八幡電気産業株式会社のタイプと思われる。運用復帰時にチェックだ。

3000形6両固定編成のリニューアル更新工事は2024年度も3編成18両の施工ということで、3271Fで今年度2編成目となっています。同じく5次車の3269Fは今年度最初の施工ということから旅客用扉が交換されましたが、3271Fでは省略されています。クハ3271にある電気連結器を撤去する関係でクハ3471の女性専用車ステッカーは撤去されましたが、ホームドア対応のQRコードと子育て応援車両ステッカーはそのままとなっています。車内防犯カメラはアンデス電気株式会社ではなく八幡電気産業株式会社のタイプと思われます。帯は入場前のロイヤルブルーが撤去されたのみで、まだインペリアルブルーを巻いていません。今年度分ではあと1編成の施工ということで、動向が注目されます。特に3000形6両固定編成でロイヤルブルーのまま残る3270Fが気になりますね。6号車に電気連結器を備える3000形もあと8編成となっていますから、1000形4両+3000形6両の併結時など記録を取っておきましょう。

【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2024年9月16日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F3266F3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F3264F3267F
《2024年度》1編成(  6両)
3269F
《現在入場中》1編成(  6両)
3271F
《現在未施工》8編成(48両)
3270F3272F3273F3274F3275F3276F3277F

2024年9月15日

【あの復刻塗装が復活】東京モノレール10000形10041Fが開業60周年記念ラッピング車両に

2024年9月15日、東京モノレール10000形10041Fにモノレール開業当時の車両をイメージしたラッピング電車として運転を開始しました。このラッピング電車は10年前の11月に廃車除籍処分となった1000形1019F以来の復活となります。
▲10000形10041Fがモノレール開業時のラッピング車両となり、1000形で初めて廃車除籍処分となった1019F以来で約10年ぶりの復活となった。写真は10年前の開業50周年ヘッドマークを掲出していた10000形10011Fである。
▲2014年11月に1000形初の廃車除籍処分となった1019Fをイメージした塗装に変更されているようである。基本的には普通と空港快速(ごくまれに区間快速)で運用されている。置き換えが進むかと思いきや、1000形は8編成(48両)が残存しており、10000形と同数である。

これは東京モノレール羽田空港線が開業60周年を迎えたことを記念して、10年前に廃車除籍処分となった1000形1019Fとほぼ同じ100形塗装となっており、数字のフォントも1000形1019Fに近づけたものとなっています。運用初日は土曜休日15運用に充当され、羽田空港第2ターミナル(MO-11)では10時55分発の普通列車(羽1055→浜1122)に合わせて出発式が行われました。同編成は2021年11月下旬から2024年8月まで『キキ&ララ』とコラボしたモノレールの『キラキラスター編成』として運転されていました。しばらく東京モノレールに乗っていませんので、撮影がてら行くことも検討しようかなと思います。

【2代目で初の特別団体専用】小田急電鉄『もころん 1st Anniversary』に伴う多摩線唐木田(OT07)でイベント開催

2024年9月11日より、小田急電鉄子会社の小田急トラベルより10月19日に予定されている『貸切のもころん号で唐木田(OT07)へ出発進行!「もころん 1st Anniversary」“もころん号”撮影会 in 唐木田駅』開催に伴う、2代目『もころん号』の5000形5055Fを使用する特別団体専用列車と撮影会のためのツアーが発売されていますが、すでに完売となっています
▲10月19日は特別団体専用列車として走行した後、唐木田で撮影会となる2代目もころん号の5000形5055F。デザインを一新してから特別団体専用列車として走行するのはこのツアーが初めてとなる。夕方以降は喜多見検車区唐木田出張所から出庫の運用に入る可能性が。
▲小田急電鉄の子育て応援キャラクターの『もころん』もやって来る。特別団体専用列車として走行した5000形5055Fの『もころん号』の唐木田到着後は1番ホームに留置して撮影会となるのだが、『もころん 1st Anniversary』グリーティングも兼ねており、唐木田からは同駅の自動券売機で入場券を購入すればツアー参加者でなくてもイベントに参加できる

今回の2代目『もころん号』(5000形5055F)の特別団体専用列車は経堂(OH11)→新宿(OH01)→唐木田と走行し、そのあとツアー参加者は先行での撮影会となります。なお今回の唐木田でのイベントでは『もころん』とのグリーティングを兼ねているため、唐木田の自動券売機で入場券を購入して入場すれば、ツアー参加者以外でもグリーティングのイベントに参加できます。イベントは15時までとなっており、イベント終了後は喜多見検車区唐木田出張所出庫の運用に充当される可能性があります。発売から数日しか経っていませんが、もころんのぬいぐるみ(寝そべりタイプ)がグッズとして付いてくるからか、早々と完売になったことに正直驚いています。

ちなみに同編成は9月11日に窓ガラス破損の影響から数日間運用を離れており、その代役は8000形8063F+8260Fが務めました。何気に8000形のこの異番号の組成は珍しいかもしれません(すでに修理は完了しており、8000形8063F+8260Fは解放済みです)。

2024年9月14日

【約4年間の運転に幕】西武鉄道30000系38101F(8両固定編成)の“DORAEMON-GO!”、9月20日で運転終了へ

2020年10月8日から西武鉄道新宿線・拝島線・系統のほか、貸出で池袋線・狭山線系統でも運用される南入曽車両基地所属の30000系38101F(8両固定編成)にアニメのキャラクターの『ドラえもん』をイメージしたラッピング電車“DORAEMON-GO!”が2024年9月20日で運転を終了することが西武鉄道から発表されました。
▲2020年から約4年間運転された“DORAEMON-GO!”の30000系38101F。新宿線系統での運用が中心であったため、平日は主に各駅停車、土曜休日は有料座席指定列車以外での優等種別列車でも運用されていた。なお9月19日と20日は運転時刻が公表されている。
▲旅客用扉では『ドラえもん』が戸袋付近を含めてドアステッカーで注意喚起。車両間貫通扉部分は『どこでもドア』が再現された。
▲最終日の運用は拝島線を1往復するのみとなる30000系“DORAEMON-GO!”の38101F

このラッピング電車は『ドラえもん』のコミック連載50周年記念でアニメの製作会社である『シンエイ動画株式会社』のオフィスの最寄が新宿線田無(SS-17)であり、南入曽車両基地所属の30000系にラッピングされ、主に新宿線系統で運転され、池袋線系統の車両と相互に貸出する形で池袋線系統でも運転されていました。同車両は20日までは『西武線アプリ』で確認することができます(アイコンは『ドラえもん』です)。なお運用最終日間近となる19日と20日は運転時刻が公表されていますのでご紹介します(ダイヤが乱れた場合はその限りではありません)。

【30000系“DORAEMON-GO!”運転時刻】
※宿…西武新宿(SS-01)、石…上石神井(SS-13)、田…田無(SS-17)、小…小平(SS-19)、所…新所沢(SS-24)、川…本川越(SS-29)、拝…拝島(SS-36)、多…多摩湖(旧西武遊園地)(ST-07)
《9月19日》
多0651←小0630 各5531レ
多0655→宿0754 各5502レ
石0827←宿0800 各5011レ
石0832→宿0902 各5020レ
田0956←宿0905 各5109レ
田1002→宿1036 各5114レ
川1202←宿1043 各5629レ
川1207→宿1326 各5628レ
田1409←宿1333 各5131レ
田1422→宿1455 各5136レ
川1621←宿1503 各5655レ
川1627→宿1743 各5654レ
田1832←宿1748 各5147レ
石1843→宿1911 各5030レ
川2046←宿1917 各5665レ
川2051→宿2205 各5664レ
所2317←宿2208 各5827レ
《9月20日》
拝0638←小0615 各5407レ
拝0650→小0714 各5404レ

【予備はほぼない】寝台特急『サンライズ出雲』が車両損傷で一部日程で運休へ

2024年9月12日、東日本旅客鉄道・東海旅客鉄道・西日本旅客鉄道が8月29日朝に後藤総合車両所構内で車両検査を予定していた寝台特急『サンライズ出雲』・『サンライズ瀬戸』の使用車両である285系と、特急『やくも』に使用されていた廃車予定の381系と接触し損傷、車両修繕のため10月に運転予定の一部『サンライズ出雲』を運休すると発表しました。
▲寝台特急『サンライズ出雲』・『サンライズ瀬戸』に使用される285系。全5編成(35両)のうち1編成が後藤総合車両所に車両検査で入場中に廃車予定の381系と接触したことで、損傷してしまった。このため一部日程の『サンライズ出雲』のみ運休し、『サンライズ瀬戸』の単独運転に。

日本唯一の定期的に運転されている寝台特急列車の『サンライズ出雲』『サンライズ瀬戸』は西日本旅客鉄道後藤総合車両所(中トウ・0番台)、東海旅客鉄道大垣車両区(海カキ・3000番台)に所属する285系が使用されており、全5編成35両が活躍中です。通常は上下とも2編成ずつ(4編成)を使用するため、予備が1編成しかありません。ただしその予備編成を用いて繁忙期や最繁忙期の期間に臨時の『サンライズ出雲』が運転されることがあります。今回は車両損傷により急遽予備車両を確保する必要があることから、10月に一部日程で運転予定の『サンライズ出雲』を運休し、『サンライズ瀬戸』のみの単独運転となります。運休日程の当該の特急券・寝台券を持っていた方はみどりの窓口などで払い戻しを行ってください。

ただでさえ予備車両がないので、山陰方面に旅行予定だった方には大きな痛手ですね。中国ジェイアールバスの夜行高速バス『スサノオ』(下りは東京駅八重洲口発出雲大社行き、上りは出雲市駅発東京駅日本橋口行き)、バスタ新宿発着の“WILLER EXPRESS”の出雲市駅発着便(下りのみ出雲大社行き)を利用するなど、代替手段が必須になりそうです。

【運休日程の『サンライズ出雲』】
下り…10月15日~20日・24日・26日発 上り…10月14日~19日・23日・25日
ダイヤ…下り5031M列車4031M列車(雲1000←東2150)・上り4032M列車5032M列車(雲1857→東0708)

2024年9月13日

【7次車のラスト】東日本旅客鉄道E217系都クラY-40編成が長野総合車両センターへ配給輸送される

2024年9月11日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系都クラY-40編成(クハE217-40以下11両)が新潟車両センター所属のEF64形1030号機に牽引され所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲EF64形1030号機に導かれて旅立ったE217系都クラY-40編成。この系列の基本編成で7次車のラストであった。

今回の配給輸送は日中時間帯に運転されました。基本編成単独・付属編成2本の廃車の場合は長野総合車両センターへの配給輸送で行われています。今回配給輸送された編成は1998年度に登場した7次車であり、約26年間の活躍でした。またE235系1000番台は基本編成の最新である都クラF-43編成が鎌倉車両センターに配属のため輸送され、引き続きE217系の置き換えと廃車が進められています。E217系を見かける機会がだいぶ少なくなりましたね。

【施工15編成目】小田急電鉄4000形4063F(旧東急車輛製造・旧新津車両製作所3次車)、ワンマン運転対応工事で車内防犯カメラ設置へ

2024年9月13日より、小田急電鉄4000形4063F(旧東急車輛製造・旧新津車両製作所3次車)が大野総合車両所構内68番・69番構内留置線で編成が分割されて留置されているようです。前回施工の4062F(旧東急車輛製造3次車)以来のワンマン運転対応工事と車内防犯カメラ設置改造の施工のためと思われます。
▲4000形で通算15編成目のワンマン運転対応工事と車内防犯カメラ設置改造施工のため入場したものと思われる4063F。工事期間を考慮すると年内には出場となるだろうか。最後までワンマン運転非対応・車内防犯カメラ未設置の4000形は4065Fのみとなる。
▲4000形4063Fの出場後にワンマン運転対応工事と車内防犯カメラ設置改造が予想される4065F。来年の施工にはなるものと思われるが、年度内には工事が完了しそうである。

4000形のワンマン運転対応化工事は4063Fで通算15編成目(今年度分3編成目)となります。今回の工事施工で車内防犯カメラの設置、車内LCD式旅客案内表示器のセサミクロ仕様への更新が行われるものと思われます。残るワンマン非対応編成(車内防犯カメラ未設置編成)は4065Fのみとなります。2021年度から4051Fを皮切りにワンマン運転対応工事と車内防犯カメラの設置など(4058Fからは車内LCD式旅客案内表示器のセサミクロ仕様に更新)を進めてきましたが、残すは4065Fの1編成となりました。同編成に遭遇したら、セサミクロ更新前の車内案内表示器などを記録しておいた方がいいでしょう。

【4000形のワンマン運転対応状況】※2024年9月13日現在
《施工済》14編成(140両)
2021年度…4051F4052F4053F4064F
2022年度…4054F4055F4056F4057F
2023年度…4058F4059F4060F4066F
2024年度…4061F4062F
《施工中》  1編成(  10両)
2024年度…4063F
《未施工》  1編成(  10両)
4065F

2024年9月11日

【G車先行運用も】東日本旅客鉄道中央線・青梅線のグリーン車サービス、2025年3月ダイヤ改正より本格運用開始へ

2024年9月10日、東日本旅客鉄道が中央線東京(JC-01)~大月(JC-32)間と青梅線立川(JC-19)~青梅(JC-62)間で運用されるE233系0番台(T編成およびH編成)にグリーン車2両(サロE233形0番台・サロE232形0番台)を連結し、2025年3月のダイヤ改正からグリーン車の本格サービスを開始すると発表しました。これに先立って2024年10月13日からグリーン車組み込み編成が営業運転に投入されますが、ダイヤ改正当日までグリーン車はお試し期間となるため一部のサービスが利用できない普通車扱いとなります。
▲10月13日からE233系0番台のグリーン車組み込み編成が営業運転に投入される。このうち10両固定編成のT編成では都トタT24編成(クハE233-24以下10両)にサロE233-2+サロE232-2が連結されている(ただし既存車両の号車番号変更はなされていない)。2020年新製の都トタT71編成(クハE233-71以下10両)には定位置列車停止装置(TASC)が設置された。

E233系0番台の4号車・5号車に新たに連結されるグリーン車は横須賀線・総武快速線向けのE235系1000番台のグリーン車(サロE235形1000番台・サロE234形1000番台)を基本ベースとして総合車両製作所横浜事業所で製造され、折り返し時間の短い東京などでの乗降を考慮して、普通列車グリーン車では初めて両開き扉が採用されています。内装についてもE235系1000番台をベースとしているので、車内案内表示器はLCD式、車内Wi-Fiサービス、5号車に洋式トイレ、グリーン車のすべての座席に電源コンセント・テーブルが設置されています。グリーン車組み込み編成が営業運転に投入される2024年10月13日から2025年3月のダイヤ改正前まではお試し期間(先行運用)として普通車扱いで乗車ができますが、グリーン車内のごみ箱、車内Wi-Fi、5号車の洋式トイレ、グリーン車アテンダントによる案内は利用が不可(2025年3月のダイヤ改正から利用が可能)であるほか、順次豊田車両センターにてグリーン車を組み込む都合でグリーン車なしの10両編成とグリーン車ありの12両編成が混在するので、グリーン車組み込み編成の列車運用などについては各駅の発車標やアプリ(いずれも12両と表記された列車)で確認するとよいでしょう。すでに一部駅では12両(グリーン車)対応の乗車位置目標が確認されています。

首都圏発着の列車でのグリーン車組み込みは常磐線(E531系0番台・品川(JT-03)~高萩間、日中時間帯は土浦以南のみ)以来となります。グリーン車の普通車扱いのサービスもそれ以来となります。機会があればお試し期間中に乗ってみたいですね。

2024年9月10日

【既存の“EXE”置き換えへ】小田急電鉄、2029年3月運用開始を目指し新型ロマンスカーの設計に着手

2024年9月2日、小田急電鉄では2027年4月に小田原線開業100周年を迎えますが、この次の100年も利用者や地域を思い、寄り添いながら一層発展していけるよう、2028年度(2029年3月のダイヤ改正)の営業運転への投入を目指して、1996年からの登場時の姿を維持している既存のロマンスカー“EXE”30000形(30055F+30255F30057F+30257F)の置き換えとして、新型ロマンスカーの設計に着手したと発表しました。
▲新型ロマンスカーへの置き換えが宣告された、1996年就役当初からのハーモニックパールブロンズをまとうロマンスカー“EXE”30000形(30057F+30257F30057F+30257F)。新型のロマンスカーは2023年12月引退の“VSE”50000形(50001F50002F)の後継と位置づけられるため、箱根登山鉄道への乗り入れを考慮して展望座席の設置はあり得そう。
▲置き換えられるロマンスカー“EXE”30000形は“EXEα”へのリニューアル対象から外されていた30055F+30255F30057F+30257Fの合計4編成20両である。つまり“EXEα”へのリニューアルは30053F+30253Fで終了していたのだ。登場当初からの東芝製IGBT素子が聞けるのも今のうちということになりそう。
▲新型のロマンスカーは2023年12月に引退した“VSE”50000形50001F50002Fの後継という位置づけであることから、展望席の設置などが予想されている。あとは両数(10両前後になることは予測可能)と台車構造(連接台車または連接構造にならないボギー台車)がどうなるか。

新型のロマンスカーは1996年から営業運転に投入されているロマンスカー“EXE”30000形、すなわち2016年以降に“EXEα”へリニューアルされずにハーモニックパールブロンズを維持した4編成20両の置き換え用となり、“VSE”50000形50001F50002Fの後継という位置づけになっています。内外装デザインはこれまでに建築家・岡部憲明氏を中心とした『岡部憲明アーキテクチャーネットワーク』ではなく『株式会社COA一級建築士事務所』が担当となります。なお車両新造は前回のロマンスカー“GSE”70000形(70051F70052F)に引き続き、日本車両製造豊川製作所となります。今後新しいロマンスカーがどんなデザインのどんな外観となるのか楽しみではありますが、置き換え対象のロマンスカー“EXE”30000形30055F+30255F30057F+30257Fの記録は進めていきましょう。同形式充当の運用は時刻表にアルファベット“E”の文字のある列車(平日・土曜休日ともN41N61運用~N44N64運用)、もしくは黒い三角(▲)のみの列車(平日・土曜休日ともN45N65運用~N46N66運用)に充当される可能性があります(代走は平日N32運用・土曜休日N32運用・土曜休日N75運用で可能性がある)。最後のハーモニックパールブロンズの車両は7分の2となっていますので、遭遇率は低いと思ってください。

2024年9月9日

【久々の255系!】東日本旅客鉄道255系(都マリ)、臨時特急『ビューさざなみ』『ビューわかしお』に充当される

2024年9月7日と8日に、東日本旅客鉄道幕張車両センター所属の255系を使用した臨時特急列車1往復ずつが運転され、7日に特急『ビューさざなみ』(往路9113M列車・復路9114M列車)、8日に特急『ビューわかしお』(往路9213M列車・復路9214M列車)がいずれも都マリBe-03編成(クハ255-3以下9両)で充当されました。
▲数を減らしている255系だが、都マリBe-03編成が2年連続で臨時特急『ビューさざなみ』に充当され、その翌日の『ビューわかしお』にも充当された。いずれも設定当時の停車駅で運転されたほか、車内放送はなんと堺正幸氏が実際にその列車に乗車して担当した。

9月7日運転の『ビューさざなみ』の停車駅は京葉線東京(JE-01)・蘇我、内房線五井、木更津、君津、浜金谷、館山で、現在は『さざなみ』の定期列車停車駅から外れている海浜幕張(JE-14)(臨時列車の場合は停車することがある)、2015年3月から臨時特急『新宿さざなみ』のみの停車駅となっている内房線保田・岩井・富浦が通過となりました。9月8日運転の『ビューわかしお』の停車駅は京葉線東京・蘇我、外房線大網、茂原、上総一ノ宮、大原、御宿、勝浦、安房鴨川で、海浜幕張と安房小湊が通過となりました。この時点でこれ以降の255系の臨時特急列車運用は設定がないため、今後の動向が注目されます。

【255系在籍状況】※2024年9月9日現在
《運用中》都マリBe-02編成都マリBe-03編成都マリBe-04編成
《廃車済》都マリBe-01編成都マリBe-05編成

【検車区出庫前に実施】小田急電鉄海老名検車区で4種類のロマンスカーの撮影会が実施される

2024年9月7日から8日にかけて、小田急電鉄の子会社の小田急トラベル主催で『プレミアム撮影会 4種類のロマンスカー大集合&貸切ロマンスカーミュージアムでナイトイベント!』ツアーが行われ、8日早朝の海老名検車区ではロマンスカーの撮影会が行われました。
▲ロマンスカー“EXE”・“EXEα”30000形では予備留置となった30055Fと土曜休日N44N64運用相当の30052F+30252Fがそれぞれ起用された。未更新車は4両固定編成のみだが実は“GSE”70000形70051Fが検査の都合で10月中旬あたりまで運用から離脱しており、その代走に“EXE”30000形30255Fが使用されたためである。
▲ロマンスカー“MSE”60000形では土曜休日N22N72運用(土曜休日唯一のメトロモーニングウェイ運用)の60052F+60252Fが使用された。9月は6両固定編成が“GSE”70000形の代走(主にN32運用、まれにN31運用)に使用されることがある。
▲ロマンスカー“GSE”70000形では土曜休日N31運用の70052Fが使用された。現在は検査などの都合から70051Fが運用を離脱しており、平日N31運用、平日・土曜休日N32運用が代走となっている。なお喜多見検車区から海老名検車区に一旦送り込んだ後、海老名検車区再出庫の形で運用に充当された。

このツアーでは9月7日にロマンスカーミュージアム内に宿泊し(宿泊するロマンスカーの座席種類によって追加料あり)、8日の海老名検車区構内では3形式4種類のロマンスカーの撮影会となりました。今回の展示車両として“EXE”・“EXEα”30000形は特別団体専用列車にも使用された予備車の30055Fと土曜休日N44N64運用の30052F+30252Fが、“MSE”60000形は土曜休日N22N72運用の60052F+60252Fが、“GSE”70000形は土曜休日N31運用の70052Fがそれぞれ使用されていました。このうち“EXE”30000形は30255Fが土曜休日N32運用の代走を担当したため、予備車両の30055Fが単独で撮影会のあとの特別団体専用列車にも使用されました。

【動きどうなる?】東日本旅客鉄道中央線一部区間でのTASC使用開始に伴い209系1000番台が運用離脱か

2024年9月8日から、東日本旅客鉄道中央線の中野(JC-06)~武蔵小金井(JC-15)間で定位置列車停止装置(TASC)の制御運用が開始されたことに伴い、豊田車両センターに所属している209系1000番台都トタ81編成都トタ82編成と、E233系0番台のTASC未設置の一部編成が運用を離脱しているようです。運用離脱となったこれらの編成の動向が注目されます。
▲8月27日の平日99T運用を最後に運用から離れている209系1000番台都トタ82編成。この系列は平日は97T運用・99T運用に、土曜休日は97T運用に充当されていたが、ダイヤ乱れがあった場合はその限りではなく、青梅線にも入線することがあった。

209系1000番台はE233系0番台のグリーン車連結に関連してその予備車両確保のために松戸車両センターから転入し、2019年からほぼ固定運用で充当されていました。制御装置がGTO素子VVVFインバータ制御のまま更新されずに転属したことから、中央線(・青梅線)での運用終了後の廃車を見越したとして注目を集めている系列です。もともと少数派で2編成20両が活躍をしていましたが、8月27日を最後に都トタ82編成が、9月6日を最後に都トタ81編成が運用を離れているほか(青梅線拝島(JC-55)に近接の留置線での撮影会には使用される予定)、本来グリーン車が組み込まれる予定のE233系0番台にもTASC未設置の編成がおり、一部編成についても運用を離脱している編成がいるようです。このうち209系1000番台の動向が特に注目されています。この番台は1999年に投入されていますので、約25年間活躍していることになります。同系列のベース車両となったE217系よりも新しい方ですが、電動車と付随車(MT比)は当時の東京地下鉄千代田線への乗り入れを考慮して6M4Tと高めで、仮に機器更新されていたらさらに活躍していてもおかしくはありません。仮に廃車となる場合には、豊田車両センターから直接配給輸送されることになりそうでしょうか。

2024年9月8日

【あと2編成は?】小田急電鉄4000形4062F、ワンマン運転対応&車内防犯カメラ設置車両となり運用復帰

2024年7月3日から小田急電鉄大野総合車両所構内の68番・69番構内留置線でワンマン運転対応工事と車内防犯カメラ設置の工事を受けていた4000形4062F(旧東急車輛製造3次車)が同年9月8日の6508レ(土曜休日E30運用・厚0608→宿0730)から営業運転に復帰しました。残る工事未施工の編成は4063F4065Fのみとなります。
▲7月上旬から入場していた4000形4062Fがワンマン運転対応車両となり、車内防犯カメラが設置された。前日の土曜休日E29運用に充当されていた8000形4両+3000形6両の組成を8000形10両に組成変更する都合で大野総合車両所に入庫させたことで、海老名検車区に留置されていた4000形4062Fが運用復帰する形となった。
▲2024年度は4061F4062Fに施工済みとなり、残るは4063F4065Fだけに。次に運用離脱となるのは果たして…。

4000形のワンマン運転対応化工事は4062Fで通算14編成目(今年度分2編成目)となります。今回の工事施工で車内防犯カメラの設置、車内LCD式旅客案内表示器のセサミクロ仕様への更新が行われました。車内LCD式案内表示器のセサミクロ仕様の更新は昨年度施工分から実施されているほか、4058F以前の2022年度までに施工された編成にも車内LCD式旅客案内表示器のセサミクロ仕様への更新が進んでいるようです。今年度中に全16編成の工事施工完了となるかが注目されます。先に施工されるのは8日の土曜休日C18運用充当の4065Fとなるか、それとも…。

【4000形のワンマン運転対応状況】※2024年9月8日現在
《施工済》14編成(140両)
2021年度…4051F4052F4053F4064F 2022年度…4054F4055F4056F4057F
2023年度…4058F4059F4060F4066F 2024年度…4061F4062F
《施工中》  0編成(    0両)
2024年度…
《未施工》  2編成(  30両)
4063F4065F

2024年9月7日

【修学旅行関連で】小田急電鉄8000形8260F(6両固定編成)、3日連続で特別団体専用列車に充当される

2024年9月2日から5日まで、小田急電鉄8000形8260F(6両固定編成)を使用した修学旅行向けの特別団体専用列車が運転され、いずれも大野総合車両所からの出庫となりました。この編成は単独運用が続いていますので、今後の動きが注目されます。
▲小田原線東海大学前(OH38)~秦野(OH39)間での盛土流出による修復作業が完了し運転を再開した当日から特別団体専用列車で走行した8000形8260F

今回の特別団体専用列車は2日から5日までの4日間連続で運転されたようで、修学旅行向けの学生の輸送にあたったものと思われます。同編成は長らく単独が続いていますので、今後の動きが注目される1編成ではあります。8000形では大野総合車両所での留置や入場などの動きがあると推測される場合、組んでいるペアの相方を変えたり、単独になるなどして適宜変わるので、8000形4両+3000形1次車・2次車6両の組成がみられることがあるようです。8000形8051Fはもともと組んでいた8252Fが車輪検査の都合で3000形3255Fを一時的な相方としており、8051Fにとっては久しぶりの3000形1次車・2次車との運用になりました。

【最後の185系を満喫できる】東日本旅客鉄道185系200番台都オオB6編成を堪能できる5つのイベントを発表

2024年9月5日、東日本旅客鉄道大宮支社が所属先の大宮総合車両センター東大宮センターで185系200番台都オオB6編成を主役とする5つのイベント内容を発表しました。同編成は今夏まで臨時特急列車などに使用されました。イベント終了後は廃車になるものと思われます。
▲今秋の5種類のイベントの主役となる185系200番台都オオB6編成。この編成は2013年にグリーン車のサロ185-212が抜かれてから約11年間、団体専用列車や臨時特急列車など波動輸送で活躍した。のちに転用改造で登場したE257系5000番台・5500番台に後を託し運用を徐々に縮小、今夏の臨時特急列車が最後の充当となっている。
▲『新旧踊り子大集合撮影会』では現在の『踊り子』に使用されているE257系2000番台・2500番台と『サフィール踊り子』に使用されているE261系が出庫前の撮影会の展示車両に。

大宮総合車両センター東大宮センターに残る185系は0番台都オオC1編成と200番台都オオB6編成の12両で、このうちストライプ塗装の200番台都オオB6編成を主役としたイベントが5種類組まれました。イベント内容によっては年齢制限がありますので、申し込みされる際は十分に注意してください。イベントは10月4日から6日までの3日間で、イベント内容によって開催時間が異なっていますので必ず確認してください。

10月4日には『185系B6編成アフターフォー撮影会』と称して、夕方の16時から18時30分までの間に撮影会が実施され、夕日に照らされた185系200番台都オオB6編成を撮影できます。同日の深夜からは『秋の夜長の185系B6編成検修庫内録音会』が実施され、夜の静かな検修庫内でコンプレッサおよびブレーキの動作音などを録音できます。10月5日には『185系B6編成じっくり堪能撮影会』が第1回と第2回に分かれて開催され、同系列200番台都オオB6編成のみをじっくり撮影できます。最後に同編成のみを一気に撮り納めしたい方にはそのイベントをお勧めします。10月6日の朝方には『朝活!新旧踊り子大集合撮影会』が実施され、主役の185系200番台都オオB6編成と新幹線リレー塗装の0番台都オオC1編成、運用時出庫直前のE257系2000番台・2500番台と、E261系を展示します。3系列5種類の新旧『踊り子』を見ることができる最後のチャンスです!同日の9時以降はE257系2000番台・2500番台とE261系を出庫させた後の『ありがとう!185系B6編成!185系2編成並び撮影会』が実施され、185系2編成の最後の並びを撮影することができます。同系列で最後のストライプ塗装のまま活躍した編成の最後の撮り納めチャンスとなります。

これらのイベントがすべて終了したあと、185系200番台都オオB6編成は自走回送もしくは配給輸送の実施で廃車解体処分となることが予想されます。…となると最後の185系になる0番台都オオC1編成は一体どうなるのでしょうか。鉄道博物館に保存展示してくれたら嬉しいなぁ…。

2024年9月5日

【西日本編成は初展示】東海旅客鉄道『JR東海 浜松工場へGO』ツアーを開催へ

2024年9月3日より、東海旅客鉄道の連結子会社の東海ツアーズによる『JR東海 浜松工場へGO!』のツアーが10月19日・20日に開催されることとなり、そのツアーが発売されています(いずれも日帰りです)。今回は東京・品川・新横浜からおよび新大阪・京都・名古屋からの新幹線利用プランのほか(両駅からの往復で乗車票がつきます)、静岡地区からの団体専用列車と新幹線団体専用列車の利用プランが用意されています。
▲2024年10月の浜松工場へのツアーで最後の展示および車内見学が実施される東海旅客鉄道923形幹トウT4編成。今回は東海道新幹線開業60周年記念ということから、西日本旅客鉄道博多総合車両所から同じく923形幹ハカT5編成がゲスト展示される。ドクターイエロー2本の展示は要注目だ。
▲今回も首都圏からN700系1000番台・2000番台およびN700S系0番台、関西圏からN700系4000番台・5000番台およびN700S系3000番台による新幹線団体専用列車が運転される見込み。静岡地区からは団体専用列車で移動し、これまで待避のため運転停車していた駅から新幹線団体専用列車に乗り込む形となる。
▲静岡地区からは団体専用列車で豊橋(CA-42)到着後に貸切バスではなく、新大阪・京都・名古屋からの新幹線団体専用列車に乗り込む形になる(豊橋で待避あり)。一方の浜松(CA-34)からは東京からの新幹線団体専用列車に乗り込む形になる(浜松で待避あり)。これまでは豊橋・浜松での待避のために運転停車していたが、今回は客扱いする形となりそう。

イベントの内容としては昨年とほぼ変わりませんが、東海道新幹線開業60周年ということで923形ドクターイエロー(幹トウT4編成幹ハカT5編成)が2本揃います。ドクターイエローの2本集結は注目を集めますね。なかでも923形幹トウT4編成は最後の展示とあって多くのファンが別れを惜しむことになります。なおトイレは新幹線団体専用列車として使用した編成を休憩用車両として開放するものと思われます。

2024年の浜松工場直通新幹線(団体専用列車)のダイヤは昨年と同様なので注意が必要です。首都圏からの新幹線団体専用列車は東京6時54分発・品川7時01分発・新横浜7時12分発・浜松8時13分発となり、9291A列車(新大阪0921←東 京0654)のダイヤ、関西圏からの新幹線団体専用列車は新大阪12時00分発・京都12時16分発・名古屋12時51分発・豊橋13時17分発となり、6130A列車7130A列車9358A列車(新大阪1157→東 京1424)のダイヤを活用します(浜松工場から新横浜・品川・東京に戻る新幹線団体専用列車もこのダイヤ)。9356A列車(新大阪1151→東 京1421)のダイヤを活用するようです。浜松工場から名古屋・京都・新大阪に帰る団体専用列車は9427A列車(新大阪1924←東 京1654)のダイヤを活用するようです。昨年は静岡県内からのバスプランがありましたが、運転手不足の影響から新幹線移動に切り替えるようです。

【出場翌日に早速復帰】小田急電鉄8000形8058F(4両固定編成)が大野総合車両所を検査出場、運用復帰

2024年9月2日、小田急電鉄大野総合車両所に入場していた8000形8058F(4両固定編成・2011年度リニューアル車)が重要部検査を受けて出場し、小田原線で試運転を行いました。このあいだの8258F(6両固定編成・2004年度リニューアル車)は単独で運用されていましたが9月3日の平日E31運用より8258Fとのペアに戻り運用復帰を果たしています。
▲2011年度リニューアル車の8000形8058Fが無事に検査出場。出場翌日には8258Fとのペアに戻っていた。相方の8258Fは6月に検査出場しているため、まだまだ活躍を続けそうだ。

これまでに8000形は14編成70両が除籍(13編成64両が廃車解体、1編成6両が西武鉄道譲渡)となって数を減らしており、来年度も6両固定編成の西武鉄道譲渡が予想されています。なお4両固定編成はいまのところ全編成が解体処分となっていますので、今回検査出場したということは今後も引き続き運用されることが予想されます。しかし8257Fについては単独運用の状態が続いているほか、8057Fの相方が3000形2次車の3257Fとなっており(一時的に相方が3258Fのときがあった)、動向が注目されています。ただ2024年度は約2年ぶりに5000形2編成(20両)の増備が控えており、譲渡された8261F以外にも8000形の廃車が出ることは間違いなさそうです。

【8000形の在籍状況】※2024年9月5日現在 全体…18編成90両/32編成160両
※下線部は種別行先案内表示器が3色LED式の編成
《4両固定編成》
運用中…9編成(36両)
8051F8053F8057F8058F8059F8063F8064F8065F8066F
廃車済…7編成(28両)
8052F8054F8055F8056F8060F8061F8062F
《6両固定編成》
運用中…9編成(54両)
8252F8253F8257F8258F8260F8262F8263F8265F8266F
譲渡済…1編成(  6両)
8261F
廃車済…6編成(36両)
8251F8254F8255F8256F8259F8264F