2022年2月17日に小田急電鉄大野総合車両所を検査出場し試運転を実施したリニューアル車の1000形1092F(10両固定編成)が26日の土曜休日E39運用(1013レ)で営業運転に復帰しました。これで1000形のリニューアル更新工事はこれが最後と思われます。
▲1000形で最後となるリニューアル更新工事と重要部検査を受けた1092F(10両固定編成)がついに営業運転に復帰した。2021年度分のリニューアル更新工事は1092F・1097Fの2編成となった。
▲2021年度リニューアル対象の1000形1097F(10両固定編成)。この編成の種車は元1055Fの3両、元1081Fの付随車2両、元1255Fの5両である。なお1095F・1096Fとは異なり中間に入る先頭車が元1081Fの付随車に代替されたため、10両固定編成に改造された編成のなかでは唯一中間車化改造がされていない。
▲動向に注意したい1000形1754F(ワイドドア車6両固定編成)。この編成が一番の注目の的となるが、リニューアル対象外となった1058F・1061F(いずれもレーティッシュカラー)、1251F・1253F・1254Fの動向にも注意だ。
1000形1092Fの営業運転復帰をもって同形式のリニューアル更新工事が終了する運びになると思われます。2021年度の事業計画では予定通り2編成の施工となり、1092F・1097Fのみとなりましたね。2014年度の1057F・1066Fから開始された同形式のリニューアル更新工事は約8年でピリオドを打つことになります。これにより当初の計画から変更されリニューアル対象外となったレーティッシュの1058F・1061F、6両固定編成の1251F・1253F・1254Fの今後も気になります。4両固定編成の1062Fとワイドドア車1754Fは廃車除籍処分が予想されています。
【1000形のリニューアル更新工事状況】※データは2022年2月26日現在
施工済み…4両7編成、10両7編成 合計14編成98両
※下線部の引いてある編成は事実上の箱根登山鉄道専任編成
2014年度…1057F・1066F
2015年度…1063F
2016年度…1095F(元1056F+元1256F)・1096F(元1052F+元1252F)
2017年度…1064F・1091F
2018年度…1067F・1093F
2019年度…1069F・1094F
2020年度…1065F
2021年度…1092F・1097F