2022年2月17日、小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事施工と重要部検査施工のため昨年3月下旬ころから入場していた1000形1092F(10両固定編成)が出場し、小田原線相模大野(OH28)~小田原(OH47)間で試運転を実施しました。
▲昨年3月22日の定期運用を終えて大野総合車両所に入庫したあと、リニューアル更新工事と重要部検査を施工された1000形1092F(10両固定編成)。約11ヶ月ぶりに帰ってきた。
▲1000形10両固定編成には旅客用扉上部にLED式案内表示器が設置されていた。
▲2021年度施工分は写真の1000形1097F(10両固定編成)、1092Fとなった。なおこの形式のリニューアルは1092Fへの施工をもって終了となるのだろうか。
1000形1092Fのリニューアル更新工事施工完了に伴い、10両固定編成は全7編成(うち3編成は大規模改造車)への施工が完了しました。2021年度の事業計画では2編成(両数など具体的な情報はない)の施工とありましたので、1092F・1097Fでおそらく間違いないと思います。2014年度から開始された1000形のリニューアル更新工事はこれが最後の施工になる可能性が十分にあります。なお1092Fの運用復帰まではまだまだ時間を要するものとみられます。同形式唯一のワイドドア車である1754Fと長期間休車中の1062Fは廃車解体処分が予想されますが、レーティッシュの2編成(1058F・1061F)と6両固定編成3本(1251F・1253F・1254F)の今後が気になります。
【1000形のリニューアル更新工事状況】※データは2022年2月17日現在
施工済み…4両7編成、10両7編成 合計14編成98両
※下線部の引いてある編成は事実上の箱根登山鉄道専任編成
2014年度…1057F・1066F
2015年度…1063F
2016年度…1095F(元1056F+元1256F)・1096F(元1052F+元1252F)
2017年度…1064F・1091F
2018年度…1067F・1093F
2019年度…1069F・1094F
2020年度…1065F
2021年度…1092F・1097F