2022年2月26日

【ダイヤ修正日から導入】小田急電鉄、3号車に『小田急の子育て応援車』を運用へ

2022年3月12日のダイヤ修正当日より、小さな子ども連れの利用客たちに安心して小田急電鉄を利用してもらえるように、通勤形車両各形式の3号車に『小田急の子育て応援車』を設定し、運用することが発表されました。4両固定編成以外の各形式に設定されるものとみられます。
▲3号車に『子育て応援車』が設定される3000形(写真は10両固定編成)。2021年5月2日~30日は写真の3095F(元3279F)が『子育て応援トレイン』に起用され、日中時間帯のみの運用が公表されていた。車椅子兼ベビーカースペースを備えるクハ3095(元クハ3279)は『子育て見守り車両』とされていた。
▲『子育て見守り車両』の当該となったクハ3095にはその旨のステッカーが側面窓と貫通扉に掲出され、車内にも装飾がなされていた。今回の『小田急の子育て応援車』と掲出されるステッカーは側面窓や貫通扉のほかに旅客用扉などにも掲出され、『小田急子育てナビ~FunFanおだきゅう~』のHPのデザインをベースとしている。

現在の通勤形車両は1000形(主力はリニューアル車)・2000形・3000形・4000形・5000形・8000形の6形式があり、6両固定編成の1000形・3000形・8000形、8両固定編成の2000形・3000形、10両固定編成の1000形・3000形・4000形・5000形の小田原(OH47)方から3両目の3号車に『小田急子育てナビ~FunFanおだきゅう~』のHPのロゴ・デザインをベースとした『小田急の子育て応援車』のステッカーを車両間貫通扉や側面窓、さらには旅客用扉にも掲出し、3号車を『子育て応援車』としてアピールするものとみられます。東急電鉄東横線で5号車に設定されていた女性専用車(現在は1号車に設定)のように大々的に掲出することも考えられますね。

下り方から3両目の3号車は編成にもよりますが制御装置をもたない付随車が多いです。内訳は1000形は6両固定編成・10両固定編成ともに付随車(サハ1350・サハ1390)、2000形は電動車(デハ2300)、3000形は3251Fから3262Fまで(1次車・2次車の全編成)と8両固定編成が電動車(デハ3400・デハ3800)、3263F以降の3次車以降の6両固定編成と10両固定編成は付随車(サハ3350・サハ3380・サハ3390)、4000形は電動車(デハ4400)、5000形は付随車(サハ5350)となっています。なお『子育て応援車』の設定はステッカーが掲出された車両のみとなりますので注意してください。また4000形が直通先とする東京地下鉄千代田線の全線や東日本旅客鉄道常磐緩行線では設定されないほか、逆に乗り入れてくる16000系(サハ16300)やE233系2000番台(モハE233-2200)には『子育て応援車』は設定されませんのでご留意ください。ちなみに『子育て応援車』の対象の括弧書きに『8両編成の一部と4両編成の列車を除く』とありますが、これは1000形リニューアル車同士を繋げた8両編成(ブツ8)での運用やレーティッシュカラーおよびリニューアル車4両固定編成の単独運用(深夜のみ)があるためです。