2021年1月22日

【遂に付属編成も】東日本旅客鉄道E217系横クラY-105編成・横クラY-107編成が廃車除籍処分に

2021年1月20日、東日本旅客鉄道E217系横クラY-105編成(クハE217-2005以下4両)と横クラY-107編成(クハE217-2007以下4両)の8両が鎌倉車両センターから長野総合車両センターまで配給輸送されました。2編成とも廃車除籍に伴うものと思われ、全車解体処分となりそうです。牽引機は長岡車両センター所属のEF64形1031号機でした。
▲今年1月から横クラY-44編成(全車解中)を皮切りに廃車が進むE217系に、付属編成で初めての廃車除籍処分が出てしまった。写真は廃車除籍処分となった横クラY-105編成である。
▲横クラY-105編成とともに廃車除籍処分となった横クラY-107編成。いずれも1995年製造の2次車であり、約26年の活躍であった。両編成とも増1号車にトイレが設置されているが、洋式ではなく和式であるほか、座席の硬さなどの問題があるため転用は厳しいか。

1月5日からE235系1000番台の営業運転への投入に伴うE217系の本格的な廃車除籍が始まり、横クラY-44編成が最初に廃車となりましたが、こちらはグリーン車を組み込む基本編成でしたので、久里浜(JO-01)・逗子(JO-06)寄りに連結される付属編成の廃車はこれが初めてです。しかも一度に2編成分ということで、驚きました。今回牽引を担当したEF64形1031号機はその直前にE235系1000番台横クラJ-06編成の配給輸送を担当していますので、同車両の輸送のあとE217系4両2編成の廃車除籍に伴う配給輸送列車に充当された形です。導入が進むE235系1000番台は付属編成の横クラJ-06編成(クハE235-1106以下4両)が登場しているため、基本編成の横クラF-06編成(クハE235-1006以下11両)も近く登場するものとみられます。付属編成2本の廃車でE217系の在籍数は11両50編成(550両)と4両44編成(176両)の合計726両となりました。

【E217系の在籍状況】※2021年1月20日現在
 基本編成(11両)…50編成(±0) 付属編成(4両)…44編成(−2)
 廃車除籍(11両)…  1編成(±0) 廃車除籍(4両)…  2編成(+2)