2021年1月28日

【新車デビューは5月?】京浜急行電鉄が2021年3月27日実施のダイヤ改正の概要を発表

2021年1月27日、京浜急行電鉄が同年3月27日実施のダイヤ改正の概要を発表しました。終電繰り上げの実施などがメインですが、終電繰り上げは下り列車については以前紹介しましたが今回は上りの繰り上げが一部判明していますので追加します。
▲(イメージ)有料座席指定列車『モーニング・ウィング』『イブニング・ウィング』に使用されている2100形。このうち『モーニング・ウィング』1本(3号)で新1000形1800番台の転換クロスシート車(1891編成・1892編成)が増結される。

下り列車については昨年11月に発表された通りの終電繰り上げとなっていますが、改めて確認をしておきましょう。泉岳寺(A-07)・品川(KK-01)から直通となる浦賀(KK-64)・三崎口(KK-72)方面の終電の大半は特急となります。三崎口のほかに三浦海岸(KK-71)、京急久里浜(KK-67)、逗子・葉山(KK-53)、金沢文庫(KK-49)に向かう終電で特急を利用する必要があります。ここで掲載されるダイヤは平日が基準となっていますが、掲載されている特急列車がすべて品川始発とは限りませんのでご注意ください。また変更のない列車でも変更前変更後の時刻を記載していることにご注意願います。

【現行ダイヤと比較した終電一覧】
【三崎口行き】
 《変更前》三2409←品2250 ➡ 《変更後》三2409←品2250
【三浦海岸行き】
 《変更前》海2441←品2332 ➡ 《変更後》海2424←品2314
【京急久里浜行き】
 《変更前》久2501←品2402 ➡ 《変更後》久2431←品2332
【金沢文庫行き】
 《変更前》文2501←品2423 ➡ 《変更後》文2441←品2402

※注意…上記4列車は変更前・変更後も特急。途中以下の列車に乗り継ぎができます。
特急京急久里浜行き…上大岡(KK-44)で普通浦賀行き終電
          (乗り継ぎ後《変更前》浦2447➡《変更後》浦2442)
特急金沢文庫行き…京急川崎(KK-20)で普通神奈川新町(KK-34)行き終電
         神奈川新町で普通上大岡行き終電 上大岡で普通金沢文庫行き終電

【羽田空港第1・第2ターミナル(KK-17)行き】
 《変更前》羽2428←品2404 ➡ 《変更後》羽2423←蒲2412・蒲2411←品2402
※注意…変更前は直通のエアポート急行、変更後は京急蒲田(KK-11)で普通に乗り継ぎ
    変更後の蒲2411←品2402の列車は特急金沢文庫行き終電

【京急川崎行き】
 《変更前》川2426←品2406 ➡ 《変更後》川2426←品2406
※注意…変更前・変更後の種別は普通

【逗子・葉山行き】
 《変更前》逗2451←八2444・八2443←品2402 ➡ 《変更後》逗2437←品2346
※注意…変更前の八2443←品2402は現行の終電繰り上げ前の特急京急久里浜行き終電
    変更前の逗2451←八2444は現行の終電繰り上げ前の逗子・葉山行き終電

【小島新田(KK-26)行き】
 《変更前》小2412←川2403 ➡ 《変更後》小2412←川2403
※注意…ダイヤ改正後は特急逗子・葉山行き終電(逗2437←品2346)から接続

下り列車の終電については以上の通りですが、上り列車については空港線と逗子線の終電が繰り上がるのみでそれ以外は変更がないようです

【羽田空港第1・第2ターミナル発】
 《変更前》羽2420→蒲2431 ➡ 《変更後》羽2410→蒲2421
※注意…京急蒲田で普通京急川崎行き終電に接続、京急蒲田の発着ホーム注意

【逗子・葉山発】
 《変更前》逗2431→八2438 ➡ 《変更後》逗2407→八2414

また終電前の三密回避による混雑緩和などを目的に神奈川新町行き特急1本(新2412←泉2348)、神奈川新町行きエアポート急行1本(新2418←羽2348)の2列車が増発されます。増発の特急については神奈川新町で普通金沢文庫行き終電に乗り継ぎができます。終電繰り上げについてはここまでとなります。また新型コロナウィルスの影響から昨年5月より品川~京急蒲田間で運休していた普通列車について、輸送力適正化および乗務員の労働環境の改善を図るため、約10分間隔で運転すること(再開する形)となります。

ここで別の話題になりますが、GW後の2021年5月6日から三浦海岸発品川行き『モーニング・ウィング3号』(海0609→品0728)について、金沢文庫で使用車両の2100形に新製中の新1000形1800番台トイレ付きの転換クロスシート車(1891編成・1892編成のいずれか)を増結し、金沢文庫以東を12両編成で運転することが発表されました。これにより座席数は2100形のみの539席から新1000形の分の128席が追加され、667席となります。金沢文庫から先は上大岡に停車しますが、乗車専用であり、品川までの下車はできません。金沢文庫で増結作業をするため、金沢文庫と上大岡の発車時刻に変更が発生しますので注意してください。各乗車駅では乗降口が変更となる可能性がありますので(金沢文庫と上大岡では3号のみ乗降口追加の可能性あり)、有料座席指定列車を使う機会の多い方は必ず確認をしてください。特に3号となると既存の2100形よりもコンセントのある新1000形1800番台のトイレ付転換クロスシート車の方に人気が集中して座席の争奪戦になりそうな予感がします。というのも同車両にはコンセントがあるのでスマートフォンの充電やPCの使用にすごく便利ですし、2号車に車椅子対応洋式トイレ、3号車に男性用トイレがあるため、長時間移動にも対応できます。5月6日以降は2100形と比較してみるのもいいかもしれませんが、個人的には新1000形1800番台の方を選ぶと2100形に戻ることはできなくなりそうな気がしますね。