2021年1月に首都圏(1都3県)に緊急事態宣言の発出を受けて、国と国土交通省が各鉄道会社に終電の繰り上げを前倒しするよう要請したことから、各鉄道会社が現行ダイヤにおける減便や定期列車を回送列車に変更して終電を繰り上げる可能性が出ています。
終電の種別や行先は路線によって異なりますが、近距離で終わるところもありますが、長距離に及ぶものもあります(例・現行ダイヤで東日本旅客鉄道東海道線では東京(JT-01)発小田原(JT-16)行き、宇都宮線では上野(JU-02)発宇都宮行き、高崎線では上野発高崎行き、京葉線では東京(JE-01)発蘇我行き、埼京線では新宿(JK-11)発川越行きなど)。各鉄道会社は2021年のダイヤ改正での終電繰り上げ(や行先短縮)を発表していますが、ダイヤ改正の場合は人員などの調整が必要となるため、現行ダイヤを減便(当該列車を運休)するか列車によっては定期営業列車を回送列車に変更するなどの対応をとるかたちで終電繰り上げとなるものと思われます。まだ各鉄道会社からの正式な発表はありませんが、早ければ1月中旬あたりから現行ダイヤの削減(一部列車の運休や回送列車に変更)で終電繰り上げを実施し、2月~3月のダイヤ改正で終電繰り上げに本格移行していくものとみられます。
鉄道を利用しなければならない状況のときには最新情報を集めたうえで現行ダイヤの減便に伴う運休(および一部列車の回送列車への変更)などに十分注意してください。