2017年1月18日

小田急電鉄4000形とロマンスカー『EXEα』30000形30051F+30251Fのこれまでの動き

2017年1月18日現在、小田急電鉄1000形・4000形・ロマンスカー『EXEα(エクセ  アルファ)』30000形30051F+30251Fの動きが活発化しています。一体どのような動きとなったのか見ていきます。
▲大宮総合車両センターを出場した4000形4060F。前照灯や運転台にも変化があった。

以前にも当ブログでお伝えした通り、昨年から東日本旅客鉄道大宮総合車両センターに改造工事のために入場していた4000形4060Fが1月12日に出場し、松戸車両センター(東マト)まで配給輸送されました。今回の入場で東京地下鉄千代田線のホームドア設置に伴うワンマン運転対応の機器と常磐緩行線に対応する『CBTC』が設置されたほか、前照灯のLED化や運転台のグラスコックピット化改造がなされるなど、後述の最新鋭4066Fと同様の仕様とするための工事が実施されていました。今後は残る14編成にもこのような改造工事が行われるものと予想されます。
▲1枚目は本厚木(OH34)2番ホームを通過するロマンスカー『EXEα』、2枚目は上り3034レ(平日E62運用)と0380レ(平日N43N63運用)を待避するため伊勢原(OH36)4番ホームにゆっくりと進入するロマンスカー『EXEα』。

12日・13日・16日には小田急電鉄ロマンスカー『EXE』から『EXEα(エクセ  アルファ)』となった30000形30051F+30251Fが小田原線海老名(OH32)~小田原(OH47)間で3往復の試運転を実施しました。実際に私が確認・撮影したのは2往復目と3往復目で16日には往復での撮影ができました。なお現在では海老名検車区ではなく大野総合車両所に留置されています。今後は2月12日に新宿(OH01)→唐木田(OT07)で30051F+30251Fを使用した試乗会が実施されるほか、喜多見検車区唐木田出張所では撮影会も実施されます。
▲海老名検車区構内で留置されていた4000形4066F(写真右側)とロマンスカー『EXEα』30000形30051F+30251F(写真左側)。

17日・18日には4000形最新編成の4066Fが海老名~小田原間で試運転を行いました。この編成は4065Fまでの各編成と異なり、新製当初より東京地下鉄千代田線のホームドア設置に伴うワンマン運転対応の機器と常磐緩行線で使用される予定の『CBTC』を搭載しているほか、両先頭車のほか中間の6号車・7号車(デハ4316・デハ4216)に車椅子スペース兼ベビーカースペースが設置されています。また前照灯が同形式で初めてLED化されたほか、運転台が初めてグラスコックピット化されています(前述の4060Fでは大宮総合車両センターで改造されたものである)。
▲大野総合車両所構内に留置されていた1000形1096F(元1052F+元1252F)。

18日には大野総合車両所にリニューアル更新工事と重要部検査を兼ねて入場していた1000形の元1052Fと元1252Fを10両固定編成化改造した1096Fが出場、こちらは相模大野(OH28)~小田原間で試運転を実施しました。性能確認試運転を繰り返し行っていた1095F(元1056F+元1256F)とは異なり重要部検査出場で済むものと思われ、近く営業運転に復帰する可能性が高いですね。この編成の改造出場で2016年度分のリニューアル更新工事(10両2編成[実質は元4両+元6両の10両固定編成化改造])は終了し、現在では1064Fがリニューアル更新工事のために大野総合車両所に入場しているため、1064Fからは2017年度分のリニューアル対象に含まれるものと思われます。