2017年1月13日

小田急電鉄4000形4060Fが大宮総合車両センターでの改造工事を終えて出場

2017年1月12日、小田急電鉄4000形4060F(2010年度増備車両)が東日本旅客鉄道大宮総合車両センターでの改造工事を終えて出場し武蔵野線経由で松戸車両センター(東マト)まで配給輸送されました。牽引機は長岡車両センターのEF64形1032号機でした。
▲年越しを経て長期間かかった改造工事が終わり、大宮総合車両センターを出場した4000形4060F。改造工事の目的は常磐緩行線のCBTC設置改造だけではなかったようだ。
▲改造工事で消滅が予想されるアナログタイプの運転台(写真は4065Fのもの)。4060Fと4066Fは運転台がすべてモニター画面のグラスコックピットとなっている。

今回の改造工事は同形式の運用範囲である常磐緩行線で導入予定の『CBTC』だけでなく、東京地下鉄千代田線に導入される予定のホームドアに対応するためにATO装置とTASC装置を設置、運転台をアナログ(計器類)からグラスコックピット(モニター)に変更したほか、新たに前照灯がHIDからLEDに変更されています。なおこの『CBTC』とATO装置とTASC装置は最新編成の4066Fには製造当初から設置されていることが新たに分かりました。どうやら4060Fは4066Fと同じ仕様にするために改造されていたようです。今後は残る14編成(4051F~4059F、4061F~4065F)に対しても同様の改造工事を施工するものとみられます。

【2017年1月12日現在の4000形の在籍状況】
左側が小田原(OH47)・藤沢(OE13)寄り、右側が新宿(OH01)寄り
水色は車椅子スペース兼ベビーカースペース設置車両
『クハ』『デハ』『サハ』の表記はここでは省略しているのでご注意

4551+4501+4401+4451+4351+4301+4201+4101+4001+4051
4552+4502+4402+4452+4352+4302+4201+4102+4002+4052
4553+4503+4403+4453+4353+4303+4203+4103+4003+4053
4554+4504+4404+4454+4354+4304+4204+4104+4004+4054
4555+4505+4405+4455+4355+4305+4205+4105+4005+4055
4556+4506+4406+4456+4356+4306+4206+4106+4006+4056
4557+4507+4407+4457+4357+4307+4207+4107+4007+4057
4558+4508+4408+4458+4358+4308+4208+4108+4008+4058
4559+4509+4409+4459+4359+4309+4209+4109+4009+4059
4560+4510+4410+4460+4360+4310+4210+4110+4010+4060 (※1)
4561+4511+4411+4461+4361+4311+4211+4111+4011+4061
4562+4512+4412+4462+4362+4312+4212+4112+4012+4062
4563+4513+4413+4463+4363+4313+4213+4113+4013+4063
4564+4514+4414+4464+4364+4314+4214+4114+4014+4064
4565+4515+4415+4465+4365+4315+4215+4115+4015+4065
4566+4516+4416+4466+4366+4316+4216+4116+4016+4066 (※2)

(※1)・・・改造工事により『CBTC』とATO装置とTASC装置を搭載
(※2)・・・新製当初から『CBTC』とATO装置とTASC装置を搭載