2017年1月24日

小田急電鉄4000形4059F、大宮総合車両センターで改造工事へ

2017年1月23日、小田急電鉄4000形4059F(小田原[OH47]寄りからクハ4559+デハ4509+デハ4409+サハ4459+サハ4359+デハ4309+デハ4209+デハ4109+デハ4009+クハ4059)が東日本旅客鉄道松戸車両センター(東マト)から大宮総合車両センターまで配給輸送されました。

▲4000形では4060Fに続き2編成目のCBTC設置改造およびワンマン運転対応の改造工事施工へ。

牽引機は長岡車両センターのEF64形1031号機が全区間を担当しました。今回の入場に伴う配給輸送は先に改造工事を施された4060Fと同じく乗り入れ路線の東京地下鉄千代田線でホームドア設置に伴うワンマン運転対応の改造工事と常磐緩行線で導入される予定のCBTC設置改造工事のためと思われます。出場後は前照灯のLED化や運転台のグラスコックピット化がなされるものとみられます。ちなみに4059Fは20日に『76S  回送』表示で喜多見検車区から新宿(OH01)折り返しで海老名検車区に臨時回送されていたことから、同日以降に配給輸送準備のために海老名検車区から松戸車両センターに臨時回送で向かったものとみられます。

▲大宮総合車両センターでの改造工事と常磐緩行線内での試運転を行ってから海老名検車区に戻ってきた4000形4060F(下り列車の車内より撮影。左端に車番の『4060』が見える)。よく見ると旅客用扉の下に新設のグレーの機器が見える。

▲4060Fの先頭車に新たに取り付けられた機器。車内の窓越しに望遠で撮影したので分かりにくいのだが、左側に『ATC/ATO』の文字が、右側に『扉閉制御切換器』の文字が確認できた。

実は私は1月20日の大学からの帰りのことでしたが、大宮総合車両センターから帰還した4000形4060Fが海老名検車区に留置されている姿を確認しました。よく見てみると新しいグレーの機器が設置されており、『ATC/ATO』と『扉閉制御切換器』とあることから、ワンマン運転対応改造工事とCBTC設置改造工事を併せて行った可能性がありますね。それ以外では運転台のグラスコックピット化や前照灯のLED化が施工されています。

※注意※
雑誌『鉄道ファン』のホームページにある鉄道ニュースでは15番目の編成である『4065F』が大宮総合車両センターへ配給輸送され入場した、との記事がありますが、正しくは『4065F』ではなく『4059F』ですのでお間違えのないように願います。なお4065Fは直近では通常の地下鉄直通運用に入っており、24日に海老名検車区出庫の平日C16運用(45E:4106レ~)、25日には松戸車両センター我孫子派出所出庫の平日C17運用(55E:4303レ)に入っていましたので(26日は地上運用で海老名検車区出庫の平日C18運用の可能性がある)、大宮総合車両センターに入場した編成とは異なります。

※2017年1月26日記事更新。大宮総合車両センター入場編成に関する注意書きを追加。