2025年5月29日

【一体どこへ…?】東京臨海高速鉄道70-000形東臨Z8編成が東臨運輸区から陸送される

2024年5月9日の2480T列車(平日81運用)を最後に運用を離脱した東京臨海高速鉄道70-000形東臨Z8編成がドアステッカー類を撤去され、同月中旬から下旬にかけて東臨運輸区から陸送され運搬されています。東京臨海高速鉄道からは東日本旅客鉄道へと209系3100番台として譲渡した以外で初の除籍と思われますが、どこかの鉄道会社に譲渡される可能性があります。
▲2025年5月9日で定期運用を離脱していた東京臨海高速鉄道70-000形東臨Z8編成。同編成の車内広告、ドアステッカー類、銘板ステッカーなどは撤去され、同形式では初の除籍処分となりそうだ。70-000形は残り7編成となっているが、その行き先が不透明だ。

1995年に登場した70-000形では東日本旅客鉄道に譲渡した以外では初めての廃車除籍処分となるわけですが、まずは先頭車ではなく中間電動車の陸送から行われており、中間電動車については解体処分となることが予想されます。しかし両先頭車(クハ70-080・クハ70-089)だけは異なる動きをしており、東京港に運ばれたとの情報があるため、どこか別の場所へ向かうものとみられています。可能性としてはどこかに譲渡となるのでしょうか。もし正式に譲渡となれば、先頭車同士ではどちらかを制御電動車に改造する必要があることから、中間車の主電動機が活用されるのか、それとも新品を搭載するのか、など諸々の課題がありそうです。71-000形の運用開始を前に70-000形に廃車が出たわけですが、通常であれば廃車のための陸送であると考えるのが普通ですが、先頭車だけ動きが違うことを考えると、何かしらの活用をするという謎の展開とともにどうなっていくのか、気が気でなりませんね。