2025年5月14日、西武鉄道が2025年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度投資額は約424億円となります。
【車両面】
▲2025年度も引き続き増備される40000系。車両数は8両固定編成3編成(24両)で、48154F・48155F・48156Fを導入する。また山口線(レオライナー)にも新型車両を登場させ、8500系を毎年度1編成ずつ置き換えることになる。.JPG)
▲新宿線南入曽車両基地に所属する10000系。2026年度には40000系と同タイプのライナー型の車両に置き換えて、有料着席サービスについても一新が図られる予定。10000系で唯一のVVVFインバータ制御となっている1編成にも注目してほしい。.JPG)
▲西武鉄道初の『サステナ車両』として元小田急電鉄8000形8261F改め8000系8103Fが就役する予定。今年度は東急電鉄9000系を3編成分譲受する予定となっている。その最初の編成は元9005Fとなるようで、半自動ドアスイッチの設置を含めた改造が行われている。
車両面では40000系8両固定編成を3編成(24両)導入し、引き続き老朽化の進む2000系を置き換えます。また山口線(レオライナー)向けに今年度から2027年度までに新型車両を1編成ずつ導入する予定であるほか、元小田急電鉄8000形を譲受し改造した8000系8103Fが国分寺線でデビューを果たします。また新宿線特急『小江戸』で運用中の10000系については、来年度には40000系と同様のライナー型の新型車両に置き換えるなどして、有料着席サービスの刷新が予定されています。特急『小江戸』は一体どのような有料座席指定列車にとって代わられるのか注目です。西武鉄道に残っている10000系の記録も進めた方がよさそうですね。また昨年度は小田急電鉄8000形6両固定編成1本を譲受しましたが、今年度は東急電鉄9000系を3編成分譲受し、国分寺線以外の支線に投入します。
【設備面】
設備面では東村山(SS-21,SK-05)付近などで連続立体交差事業(東村山は下り線高架化とホームドア設置のほか、新宿線下り以外の高架化工事推進)、TASC(定位置停止装置)の整備、踏切支障検知装置の新設と更新、西武秩父線西吾野(SI-32)の構内と西吾野~正丸(SI-33)間の落石防護柵設置工事、踏切異常検知システムの新設、高架橋耐震補強工事、記録式車内防犯カメラを通信式車内防犯カメラに置き換えるなどが予定されています。
【今年度ホームドア稼働目標駅】
東村山(新宿線下りホーム)・新所沢(SS-24)・保谷(SI-12)
※東村山の他のホームは連続立体交差事業の進捗を踏まえて整備
【2026年度ホームドア稼働目標駅】
池袋(SI-01)7番(特急専用)ホーム・中村橋(SI-07)・富士見台(SI-08)・新桜台(SI-38)
【2027年度ホームドア稼働目標駅】
池袋1番ホーム・東長崎(SI-03)・大泉学園(SI-11)・花小金井(SS-18)
【2028年度ホームドア稼働目標駅】
椎名町(SI-02)・下落合(SS-03)・中井(SS-04)・田無(SS-17)