2025年5月15日

【9000系譲渡へ】東急電鉄が2025年度鉄道設備投資事業計画を発表

2025年5月14日、東急電鉄が2025年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約482億円となります。

【車両面】
▲大井町線各駅停車に5両固定編成の6020系(写真は6151F)が投入される。九品仏(OM-11)では下り方先頭車の1両(クハ6551)のドアが開かないため、その旨のドアステッカーも追加貼付されるか。今夏までに8編成(40両・6151F6158F)を導入することとなっており、9000系や元2000系を置き換えていくこととなる。9000系のうち3編成は西武鉄道に譲渡される。
▲大井町線の9000系は元9005Fの西武鉄道譲渡に向けた改造工事が行われている。このうち半自動ドアスイッチが設置される編成は西武秩父線での運用などを想定するのだろうか。残るは2編成分となるが、一体どうなるか。
▲目黒線で運用される3000系(写真は3101F3105F)。今年度から車両の内外装リニューアルを実施することなった。3000系の全13編成に対し3020系に準じたリニューアルが実施される見込みで、5000系列の目黒線仕様はなぜか対象外。

車両面では大井町線の9000系列を置き換えるため、6020系5両固定編成を8編成(40両)導入、置き換えられた9000系列のうち3編成(最大15両)は西武鉄道に譲渡される見込みで、元9005Fの譲渡は確実と思われます。残るは2編成分となりますので、赤帯に復刻された9000系2編成とそれ以外の編成の記録を進めましょう。また目黒線向け3000系は少数派である3020系に準じた車両リニューアルが実施される予定で、全13編成が対象となるようです。なお5000系列の目黒線仕様はなぜか対象外のようです。

【設備面】
設備面では戸越公園(OM-03)付近の連続立体交差事業推進、田園都市線桜新町(DT-06)・宮崎台(DT-12)・田奈(DT-21)の駅リニューアル工事、たまプラーザ(DT-15)~あざみ野(DT-16)間と江田(DT-17)~市が尾(DT-18)間のトンネルの補修工事、綱島(TY-14)~大倉山(TY-15)間の鶴見川橋梁の改修工事、田園都市線・大井町線各駅へのディスプレイ式の旅客案内装置(発車標)の設置更新、目黒線のATC更新や田園都市線・大井町線へのCBTC導入準備、青葉台(DT-20)~田奈間と綱島~大倉山間の法面補強工事、高架橋の耐震補強工事などが予定されています。