2025年5月23日

【車両は“3200形”だけ】京成電鉄が2025年度鉄道設備投資事業計画を発表

2025年5月22日、京成電鉄が2025年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約371億円です。京成電鉄では同年4月1日に旧新京成電鉄を吸収合併、路線名を松戸線としましたので、今回からは松戸線の分も含まれます(駅番号は旧新京成電鉄の“SL”から京成電鉄の“KS”に変更済み)。
▲【車両面】老朽化が進んでいる3500形を置き換えるため、2両単位で柔軟に編成車両数を変えられる新型車両として3200形を12両(6両2編成分)新製する。3500形の動向が注目される。

今年度の新製車両は3200形12両(6両2編成分)で、すなわちモハ3207~モハ3218(車両番号の法則から予想は3210編成モハ3212+モハ32113216編成モハ3217+モハ3218)となり、先頭電動車と中間電動車がそれぞれ6両となり、モハ3207・モハ3210・モハ3211・モハ3213・モハ3216・モハ3217が先頭車、それ以外は中間車になるものと予想されます。これらの車両が登場することで3500形の動向が注目されます。

設備面では全通勤形電車への車内防犯カメラの設置完了、押上線四ツ木(KS-48)~青砥(KS-09)間の連続立体交差事業を引き続き進めるほか、みのり台(KS-85)でのホーム改修工事完了、宗吾参道(KS-38)・新津田沼(KS-66)でのホーム改修工事(宗吾参道は昨年度から継続)、京成佐倉(KS-35)やみどり台(KS-56)などでのホーム上家耐震化工事(みどり台は駅舎の耐震工事も実施)、千原線千葉寺(KS-61)~ちはら台(KS-65)間での高架橋の耐震化工事実施、京成成田(KS-40)~空港第2ビル(KS-41)間などでの法面補強工事(昨年度から継続)、松戸線でのC-ATS更新完了、京成佐倉(KS-35)でのホーム上家耐震補強工事と駅舎リニューアルおよび松戸(KS-88)でのリニューアル実施、京成稲毛(KS-55)での駅トイレリニューアル、駅舎や車両のLED照明導入、青砥・京成高砂(KS-10)・鬼越(KS-17)でのホームドア設置推進(昨年度から継続)、堀切菖蒲園(KS-07)・市川真間(KS-14)・京成中山(KS-18)、船橋競馬場(KS-24)、八広(KS-47)でのホームドア設置着手、新千葉(KS-58)でのエレベーター、スロープ、バリアフリートイレの整備完了、大森台(KS-62)でのエレベーター、バリアフリートイレの整備完了、大佐倉(KS-36)でのスロープ、バリアフリートイレの整備着手、宗吾車両基地の拡張に伴う新工場建設工事などが予定されています。