2025年5月30日、川崎車両株式会社兵庫工場で製造された東京地下鉄9000系の中間付随車8両(4編成分)の甲種輸送が実施されています。9000系中間付随車の出場は前回のサハ9409・サハ9509以来で約4年ぶりとなりました。今回の中間付随車8両は本来増結予定の編成が6両固定編成のままB修繕工事を受けていたことによるもので、その分と思われます。.JPG)
▲6両固定編成のままB修繕工事を受けていた9000系9111F・9112F・9115F。これらの編成の中間付随車が登場したことになる。ただし9110Fの5号車だけは台車が異なっているほか、気になる装置が搭載されている。
今回出場した9000系の中間付随車8両は番号順にサハ9410+サハ9510・サハ9411+サハ9511・サハ9412+サハ9512・サハ9415+サハ9515の8両で、4M2Tで6両固定編成のままB修繕工事を受けていた9110F~9112F・9115Fの4編成分とみられます。このうちサハ9510にはPQモニタリング台車、PQモニタリング装置を搭載しており、異彩を放っています。最初の9109FではB修繕工事施行前に中間付随車が出てきましたが、今回はB修繕工事後に出てきましたので中間付随車の出場時期が注目されていました。これ以降にB修繕工事を受ける編成であってもどこかのタイミングを見計らって中間付随車の登場を考えているのかもしれません。少なくとも5編成が8両固定編成となりそうですね。