2024年2月から小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事と検査の施工のため入場していた3000形3269F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が同年7月24日に出場、小田原線で試運転が行われました。なお旅客用扉は交換済みとなっています。
▲3000形旧川崎重工業5次車で初めてのリニューアル車となった3269F。2024年度最初のリニューアル更新工事のため3265F(日本車両製造3次車)・3267F(旧東急車輛製造4次車)と同様に旅客用扉の交換が実施された。現在は3271Fが入場中のため、同編成にリニューアル更新工事が施工される可能性は十分に考えられる。あと1編成がどうなるか。
▲リニューアル更新工事で入場していた3269Fと現在入場中の3271Fはロイヤルブルー帯を維持していたため、3000形6両固定編成でロイヤルブルー帯を維持しているのは3270Fだけとなっている。1000形4両固定編成と連結して10両編成のE運用に充当されているが、解放された場合は動きに注意だ。
▲3000形6両固定編成は日本車両製造3次車・旧東急車輛製造4次車全編成でリニューアルが完了し、5次車以降に施工中。3269Fではロイヤルブルー帯で入場したため、リニューアル更新工事施工にインペリアルブルー帯となった。
これまでに3000形6両固定編成は3次車・4次車の計6編成36両のリニューアルが実施されてきました。5次車では3269Fが初めての施工となり、通算7編成目(42両)となります。同年度は5次車以降の6両固定編成3本のリニューアルを発表していますので、今回施工の3269Fと入場中の3271Fが可能性として考えられるので、あと1編成分となります。2024年度までには9編成に施工される計算となるので、各年度3編成ずつ(来年度以降も3編成ずつ)で単純計算すると、2026年度までに6両固定編成のリニューアル更新工事と3次車以降の完全固定編成化(1000形4両固定編成との連結は不可能になる)が完了となるでしょうか。同形式6両固定編成でロイヤルブルー帯が残るのは10両運用に充当されている5次車の3270Fだけなので、動向に注意する必要があります。
【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2024年7月25日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F・3266F・3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F・3264F・3267F
《2024年度》1編成( 6両)
3269F
《現在入場中》1編成( 6両)
3271F
《現在未施工》8編成(48両)
3270F・3272F・3273F・3274F・3275F・3276F・3277F