2024年7月6日、私は用事のあと、東日本旅客鉄道東海道線(上野東京ライン)と京葉線を乗り継ぎ、舞浜ディズニーリゾートラインへ向かいました。今夏でラストとなる“Type X”10形が運転時刻を調べたところ、ほぼ終日運用に入っているということで、狙ってきました。
私が乗った京葉線(1017Y列車・E233系5000番台都ケヨ509編成)が葛西臨海公園(JE-06)で特急『わかしお』を通過待避するということで、特急『さざなみ』『わかしお』のすべての定期列車がE257系500番台に統一されてから初の撮影。
E257系500番台都マリNB-02編成。1057M列車。なんと先月に出場した都マリNB-02編成が充当。連結器や台車周辺がきれいなのが分かりますねぇ。
舞浜(JE-07)で下車すると、発車メロディが先月6日から1番線は『輝く未来』、2番線は『Let It Go ~ありのままで~』に変更されていました。ディズニーシーの『ファンタジースプリングス』オープンを記念しての変更と思われます。なお『Let It Go ~ありのままで~』はかつては1番線でも流れていたことがありますが、今回はそれとは別のアレンジです。運が良ければフルコーラス以上が聞けるかもしれません。約1年間限定なのか、当面の間このメロディになるのかはわかりませんので、きちんと録音もしました。
まずはリゾート・ゲートウェイ・ステーション~東京ディズニーランド・ステーション間で“Type X”10形41号編成(グリーン)の編成全体を入れてみました。もうまもなく姿を消すであろう初代車両を久しぶりに拝むことができてよかったです。ちなみに『ファンタジースプリングス ライナー』として運用されている“Type C”100形151号編成(グリーン)は夜のみの運用でしたが、前回はそれを狙ったので、今回はあえて初代車両メインです。
東京ディズニーランド・ステーションで進入シーンを全体で入れて納めました。なお“Type X”10形の全体写真は41号編成ではあまりなかったので、今回で記録できて嬉しかったです。せっかくなので初代車両の乗り納め(?)をすることにしました。ちなみに日中時間帯に運用されていたのは同車両と“Type C”100形121号編成(ピーチ)でした。
今まで“Type C”100形に乗ることが多かった方は“Type X”10形はこんな感じだったなぁと、想像しながらご覧ください。また運転時刻を調べて乗り納めしたり撮影や記録をしたりするのもひとつの手段です。
一般座席はこんな感じです。旅客用扉(1番ドア・2番ドア)のあいだの座席は座席中央部分が出っ張っているのも特徴です。車両を移動する際にはこの出っ張り部分がネックだったことを思い出します。主力車両の“Type C”100形ではすべてロングシートとなっていて、先頭車の展望席だけがロングシートとクロスシートの混在のようになっています。
現在の新製車両には欠かせない車両間(連結部分)の貫通扉ですが、初代車両の“Type X”10形にはひとつもありませんでしたね。なお“Type C”100形にはすべて設置されていますので、車両間を移動する際には貫通扉を開ける必要があります。
車内案内表示器。現在はLEDタイプの案内表示器に合わせたLCDタイプになっていますが、もともとは本当のLEDタイプのものが設置されていました。なお表示内容自体は変更されていません。ちなみに“Type C”100形は正式にLCDタイプとなっており、車体色と同じ色の“Type C”100形が駅間を走るアニメーションがあります。
編成の中央2両(3両目・4両目)の進行方向寄りには車椅子やベビーカーなどが利用できるスペースが設置されています。また2人掛けの座席も設置されています。なお“Type C”100形ではフリースペースになっていますので、座席はありません。
展望席は進行方向を向いた2人掛けの座席が2列配置ですが、主力車両の“Type C”100形ではロングシートをメインとしているため、展望席に最も近い部分だけがクロスシートのようになっています。運転台は右側の最前列座席付近に収められていますので、ドライバーキャストが手動運転する場合などに限り、そのクロスシート部分の座席に着席できない場合があります。逆に手動運転している光景がレアですが…。
車番は車両間貫通路付近の上部にあります。今回乗車したグリーンでいうと進行方向の先頭車が41、その次が42と続き、最後尾の乗務員室のある車両が46となっています。また異常が発生した場合に備えて貫通路付近の壁面に非常停止ボタンが設置されています。
今回は今後の天候などを考慮してリゾート・ゲートウェイ・ステーションで下車しました。なおリゾートライン各駅のステーションキャストに声をかけて「引退する車両“Type X”10形のステッカーが欲しい」と伝えると、最後まで残った“Type X”10形が描かれたステッカーをいただくことができます。
おそらく私にとって最後の出会いになるであろう“Type X”10形を堪能できました。おそらく同形式のカットモデルを展示した『Enjoy the Ride! Resort Liner』の最終日と同じ9月1日までとなることが予想されます。運転時間をホームページで確認し、最後の“Type X”10形をあえて堪能してくださいね。