2024年7月22日、小田急電鉄2000形2051FがTASC関連の試運転に使用され、通常では入線しない江ノ島線を走行しました。2000形は定期運用で小田原線新宿(OH01)~秦野(OH39)間と多摩線を走行することはありますが、江ノ島線は試運転でも走行することがほとんどないため、同路線を走行すること自体が非常に珍しい光景となっています。
▲本来江ノ島線での運用がない8両固定編成の2000形2051FがTASC試験で珍しく江ノ島線を走行した。同編成は藤沢(OE13)を跨ぎ片瀬江ノ島(OE16)まで姿を現した。
これまでに小田急電鉄では大野総合車両所で予備車両となった1000形、3000形、8000形を使用して江ノ島線でTASC試験を行っていますが、1000形は10両固定編成、それ以外は6両固定編成単独と10両で行われており、藤沢を跨いで片瀬江ノ島に入線することがあります。今回はTASC試験に2000形も使用され、通常は入線しない江ノ島線での試験となり、前日に土曜休日B16運用で大野総合車両所に入庫していた2051FがTASC試験に使用されたことになります。江ノ島線を走行することが多い形式がTASC試験に使用されてきましたが、江ノ島線を走行することがほとんどない2000形が使用されるのは異例です。営業列車どころか試運転でさえ入線することがない江ノ島線での2000形ですので、非常に珍しいです。このTASC試験はまだまだ行われる可能性はありそうです。