2024年7月28日

【車両不足で早速復帰】小田急電鉄3000形3269F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が営業運転に復帰

2024年7月27日の6807レ(土曜休日A24運用・小0621←厚0533)より、小田急電鉄大野総合車両所でリニューアル更新工事と重要部検査を受けて出場した3000形3269F(旧川崎重工業5次車・6両固定編成)が突如運用復帰を果たしました。6両固定編成の車両不足の影響から運用復帰が早まったようです。
▲3000形旧川崎重工業5次車で初のリニューアル車となった3269F。本来は6両固定編成の予備車両があるはずが、車両不足のため早速営業運転に投入された。現在は3271Fが入場中のため、あと1編成が3271F3272Fのどちらか、はたまた6次車以降になるのか。
▲3000形6両固定編成のリニューアル車両は7編成(42両)となっている。3000形6両固定編成の5次車以降も1000形4両固定編成との連結が不可能になっていきそうだ。

大野総合車両所には4000形4062Fがワンマン運転対応工事のため入場中で、さらに8000形の一部編成の検査入場などの関係で3000形6両固定編成の一部編成が8000形4両固定編成と連結して10両編成運用に供出されているため、大野総合車両所の6両固定編成の予備車両が不足しており、早速営業運転に投入された形です。基本的なリニューアル内容はこれまでの施工編成と同様ですが、3269Fの車内防犯カメラは最初に施工された編成の一部照明に搭載されていたアンデス電気株式会社のものではなく八幡電気産業のものとなっており、他編成にも順次拡大しています。ただし東芝ライテック製のLED照明を搭載していた形式(1000形や2000形)ではあえて照明と一体化したものに千鳥配置で交換しており、4000形・5000形を除く通勤形電車の車内防犯カメラは再変更を含めてすべて八幡電気産業のものになるものと思われます。8000形は就役から40年前後を数えており、車体の老朽化が進んでいることもあり、西武鉄道に譲渡された元8261Fを含めて車内防犯カメラは設置されていないようです(元8261Fは改造工事の際に設置される可能性は十分ある)。

【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2024年7月25日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F3266F3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F3264F3267F
《2024年度》1編成(  6両)
3269F
《現在入場中》1編成(  6両)
3271F
《現在未施工》8編成(48両)
3270F3272F3273F3274F3275F3276F3277F