2024年7月15日

【先頭車が3両!?】京成電鉄3200形6両が日本車輌製造豊川製作所を出場、甲種輸送される

2024年7月14日、日本車輌製造豊川製作所で製造された京成電鉄の新型通勤形電車の2代目3200形6両の甲種輸送が実施されています。牽引は新鶴見機関区のEF65形2068号機が担当しています。この形式の投入により3500形が置き換えられる見通しです。
▲2両単位で柔軟に編成車両数を変更できる新型車両、2代目3200形が遂に登場。主力車両の3000形6両固定編成は先頭車2両、中間車4両で構成されるが、2代目3200形は先頭車3両、中間車3両となっている。車両番号の『3201』『3204』『3205』が先頭車、『3202』『3203』『3206』が中間車となっている。どういう組成になるのだろうか…。
▲動向が注目される3500形。日中時間帯の金町線では3500形の充当列車を中心にワンマン運転を実施している。

今年度の新製車両は3200形の6両のみとなっていますので、この6両が該当する見通しです。牽引を担当したEF65形2068号機側から中間車の『3203』、シングルアームパンタグラフを1基備える中間車の『3202』、先頭車の『3201』、シングルアームパンタグラフを1基備える中間車の『3206』、先頭車の『3205』、シングルアームパンタグラフを1基備える先頭車の『3204』となっており、新製車両6両のうち、乗務員室を備える先頭車が3両・そうでない中間車3両という珍しい構成になっています。『3201』は中間車の『3206』に連結されて幌が繋がっているほか、『3204』『3205』では先頭車同士が向き合っていて、こちらも幌が繋がっています。なお先頭部分を除き転落防止幌の台座自体はありますが、転落防止幌の設置自体はまだ行われていないようです。なお編成番号についてはこの形式では省略させていただくことをご了承ください。どういう組成で試運転を行うのかにも注目が集まりそうです。制御装置は東洋電機製造のSiC素子でしょうか…。